「iromiru(イロミル)」は、画像に含まれている色のコードを確認できるサービスだ。HTMLやCSSで色を指定する際に必要な16進数のカラーコードを、ブラウザを用いて既製の画像から簡単に抽出することができる。
使い方は簡単で、手持ちの画像をドラッグ&ドロップするだけ。画像が解析され、含まれている色が画面の下部にバーの形で表示される。あとは必要な色をクリックすれば、画面の右側に16進数のカラーコードで表示されるので、必要に応じてカラーコードをコピーして利用できるというわけだ。
ローカルの画像だけではなく、ウェブ上の画像をURL指定で直接読み込むこともできる。いちいち画像をダウンロードしなくても確認できるので、ネット上で参考になる色の組み合わせを見つけた場合に、具体的なカラーコードを手元に控えておくのに役立つというわけだ。
こうしたカラーコードを調べるためには、通常はPhotoshopなどを起動してスポイトツールで色を拾う必要があるが、本サービスがあればブラウザだけで作業できるので、ソフトがない環境、ソフトがインストールできない環境などで重宝する。ブラウザは常時起動しているが、Photoshopはふだんは立ち上がっていない、という場合にも便利だろう。
同種のサービスとしては「Pic2Color」や「colr.org」などがあるが、ドラッグ&ドロップで直感的に使えることに加え、日本語で表示されることが本サービスの強みだ。ネックがあるとすれば、ドラッグ&ドロップで表示するという仕組み上、対応ブラウザをやや選ぶことくらいだろうか。画像のカラーコードを調べる機会が多い人にとっては、知っておくと便利に使えるサービスと言えそうだ。
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