SFやファンタジー小説を主とする米国の出版社Tor Booksは米国時間4月24日、同社が出版している全電子書籍のデジタル著作権管理(DRM)を7月初旬に撤廃する計画を発表し、世の中を驚かせた。
同社がDRMを撤廃しても、コンシューマーの目にはほとんど変化がないように映るだろう。というのも、同社の公式ウェブサイトであるTor Web上のブログ投稿で説明されているように、DRMフリーの電子書籍は、現在Tor Booksの電子書籍を扱っているショップで引き続き販売されるとともに、DRMフリーの電子書籍のみを扱うショップにおいても販売されるようになる予定である。なお、Macmillanの子会社である同社は、ForgeやOrb、Starscape、Tor Teenというシリーズも出版している。
DRMを撤廃するというTor Booksの計画が発表されたことで、Boing Boingなどは、それに倣う出版社が続出し、最終的に電子書籍の世界からDRMというものが消えてなくなるとの期待を示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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