Facebookは米国時間10月10日、待望の「Facebook for iPad」アプリを公開し、同社のモバイルの未来へ極めて大きな一歩を踏み出した。
Facebookのアプリケーションも、TwitterやFlipboard、Gowallaといった「iPad」で人気の高いほかのソーシャルネットワーキングアプリケーションの仲間入りを果たした。これらのアプリケーションはすべて素早くiPadに参入し、Facebookに差を付けている。
Facebook for iPadは当初、9月末に開催された同社の開発者カンファレンスF8で披露されるとうわさされ、その後、先週開催されたAppleの「iPhone 4S」ローンチイベントで披露されるとうわさされたが、結局いずれのイベントでも発表されなかった。
Facebookによると、指先でタッチパッドを操作するiPadでも「完全なFacebook体験」が提供されるという。好きな場所で、大きな写真を鮮やかなスライドショーとして表示できる機能も備えている。左側のナビゲーションメニューの一番上には検索バーがあり、左側のメニューにはグループや友達リスト、ゲーム、アプリも配置されている。すべての画面の一番上にはお知らせとメッセージが表示される。
FacebookユーザーはiPadの大きめなタッチスクリーンを有効に活用して、友達とのビデオチャットやIMを楽しんだり、フルスクリーンモードでゲームをプレーしたりすることができる。同アプリケーションではHD動画の視聴および撮影も可能だ。
Facebookのブログで、さらに詳細な情報が公開されている。
Facebookは、ますますモバイル企業になりつつある。現在、Facebookの8億人のユーザーのうち、3億5000万人はモバイルデバイス経由でログインしている。Facebookのモバイル製品部門のトップであるErick Tseng氏は先頃、サンフランシスコで開催された年次モバイル業界カンファレンスのGigaOmのMobilizeで、「近い将来、弊社ユーザーの半数以上がモバイルユーザーになるだろう」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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