オンラインメモ管理サービスのEvernoteは、写真に注釈を付けたり画像を編集したりするためのMac用アプリケーション「Skitch」を買収した。同社は、Skitchの提供範囲を大幅に拡大する計画である。
Evernoteは手始めとして、20ドルだった同アプリケーションを無償にする。また、EvernoteのAndrew Sinkov氏は米国時間8月18日付けのブログ投稿で、「われわれは、MacアプリケーションのSkitchをさらに優れたものにするだけでなく、この世のすべてのデスクトップおよびモバイルプラットフォームに提供することに全力を注ぐ」と述べた。
これに向けた最初の取り組みとして、Skitch初のモバイルアプリケーションを無償ダウンロードとして「Android」向けに提供するとEvernoteは述べた。
同ソフトウェアは、画像の共有にも利用することができる。現在、470万件の画像がSkitchによって共有されている。
買収条件は公表されていない。
Evernoteは、ウェブを介したサービスに加えて、Android、iOS、Mac OS X、WindowsなどのOS向けのネイティブアプリケーションとしてサービスを提供している。テキスト、音声、ウェブリンクなどのデータを扱うことができるが、Evernoteは同社技術におけるグラフィックスの処理方法を改善したいと考えているとSinkov氏は述べた。
「この数年間、われわれに最も多く要望が寄せられる機能の1つは、画像と注釈機能の処理の改善に関するものであった。われわれのユーザーは既に、膨大な数の写真やスクリーンショットをとって共有しているが、その操作にはまだ改善の余地がある」と同氏は述べた。「今後数カ月のうちに、EvernoteとSkitchの統合性がさらに高まり、描画、署名、スクリーンショットの取得、注釈、そしてお気に入りの思い出の共有が簡単にできるようになるだろう」(Sinkov氏)
現在、Macを使用するEvernoteユーザーは、画像をSkitchへとドラッグし、編集し、ドラッグしてEvernoteに戻すことができる。「われわれの目標は、この操作を大幅に合理化することである」とSinkov氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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