ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの電子書籍版が年内に発売される予定だが、Amazonの電子書籍端末「Kindle」のユーザーが取り残される心配はなくなった。
Amazonの関係者が、ハリー・ポッターのサイト「Pottermore」と提携したことを、技術系ニュースサイトTechCrunchで明らかにした。ハリー・ポッターシリーズの電子書籍はPottermoreのサイトを通じて販売される予定となっている。
Googleは米国時間7月20日、ハリー・ポッターの電子書籍が、同社の提供する「Google Books」の電子書籍プラットフォームで読めるようになると発表していた。また、同社がPottermoreと提携したことも明らかにした。
この発表を受けて一部のメディアは、AmazonのKindleだけが「仲間はずれ」にされ、ハリー・ポッターの電子書籍を提供できない可能性があると報じた。だが実際はそうではなかった。
作者のJ.K.Rowling氏は当初から、幅広い種類の電子書籍端末が利用できるようにしたいとの意向を明らかにしていた。ただし電子書籍版の販売は、10月から本格開始となるPottermoreのサイト上でのみで行うという。ユーザーはPottermoreで電子書籍を購入し、その後、好みの電子書籍を選ぶ形となる。
グーグルの発表によると、Pottermoreで購入した電子書籍の推奨される決済プラットフォームの1つは、Googleが提供するという。つまりユーザーは決済手段として、「Google Checkout」かクレジットカードのどちらかを利用することになる。
Pottermoreは、電子書籍の購入窓口だけではなく、同シリーズのファンの交流の場のほか、作品の世界を体験できるバーチャルイベントも提供する。同サイトにアクセスすると、バーチャル版のダイアゴン横丁を訪れたり、魔法薬を作ったり、呪文を唱えたり、ホグワーツ各寮対抗のハウス・カップ獲得に参加したりといった形で、ハリポタの仮想世界を楽しめる。ホグワーツは同シリーズでハリーが入学する全寮制の魔法学校。
Amazonは現在、紙の書籍よりもKindle向け電子書籍を多く販売している。11年秋にはKindleの新型2種とタブレット型電子書籍用端末を発売する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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