Acerは米国時間7月21日、クラウドサービスプロバイダーのiGwareを3億2000万ドルで買収することで合意したと発表した。iGwareは、一定の業績に到達すれば、さらに7500万ドルを受け取ることができる。Acerは、iGwareの技術を使用して「Acer Cloud」という新しいサービスを提供すると述べている。
Acerによれば、iGwareのクラウドソフトウェアとインフラストラクチャツールは、世界中の1億台を超えるデバイスで利用できるという。iGwareは主要取引先である任天堂とも提携しており、「Wii」「ニンテンドーDS」「ニンテンドー3DS」向けのオンラインサービスに利用されている。iGwareは「Wii U」のサポートにおいても任天堂と契約を結んでいるとAcerは述べている。
Acerは21日の声明で、「PC、タブレット、スマートハンドヘルドデバイスを含むすべてのAcer製品」をAcer Cloudで統合する予定だと述べた。同社によれば、Acer Cloudの機能は「オープンプラットフォーム上で構築される」ことになるという。
Acerは今回の買収について、「中期的ないし長期的な投資」になるとしている。同社は、Acer Cloudを搭載した製品を2012年に発売したいと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力