この数カ月間、Appleが次期「iPod」シリーズをどのような形にしようとしているかといううわさはあまり聞こえてこなかったが、最新の報道によると、「iPod touch」は2011年中にかなり嬉しいアップグレードを予定しているという。
オランダのブログサイトAppleSpot.nlが伝えたところによると、次世代のiPod touchは3G通信機能を備え、外出時でもデータにアクセスするためにWi-Fiホットスポットを探す必要がなくなるという。つまり、「iPhone」と同じような使い方ができるわけだ。
9to5Macでは、読者から寄せられたAppleSpotの記事の翻訳を掲載している。それによると、iPod touchの3G通信機能は、Appleがすでに「iPad」で提供しているものとまったく同じで、ユーザーは通信事業者を選んで利用することになるという。おそらく、端末から直接プリペイド方式のデータプランを管理できるのだろう。
Appleは、「iTunes」の同期にPCとのケーブル接続を不要とし、「iCloud」や「iMessage」などの新機能を盛り込むことで、「iOS」でワイヤレスの利点を十二分に活用できるようにした。iMessageは、通信事業者や各事業者が提供するテキストメッセージングプランにとって脅威となっている。
当然ながら、ワイヤレスチップセットを搭載したiPod touchとiPhoneの違いはどこにあるのかという問題が出てくる。現在のところAppleは、iPod touchにGPS受信機能を搭載せず、カメラとディスプレイの品質を落とすことで、両製品の差別化を図っている。
IHS iSuppliのシニアアナリストを務めるWayne Lam氏は米CNETとのチャットによるやりとりの中で、3G接続機能を追加するにはところどころにわずか数セントの部品を付け加えればよいだけの話ではないと述べ、今回のうわさに少しばかり水を差した。同氏は参考として、「iPad 2」の3Gモジュールは28ドルほどすると指摘した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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