ソフトバンクテレコムとVMwareは2月22日、企業向けのハイブリッドクラウド事業で提携した。7月よりソフトバンクテレコムのクラウドサービス「ホワイトクラウド」上で、「VMware vCloud Datacenter Services」を提供する。
VMware vCloud Datacenter Servicesは、VMwareのクラウドプラットフォーム「VMware vSphere」「VMware vCloud Director」「VMware vShield」で構築されるハイブリットクラウドサービス。
社内データセンターと認定サービスプロバイダが提供するパブリッククラウドサービスの双方にアプリを展開できるのが特徴。時間単位で課金する従量制を採用しているため、負荷に合わせたリソース管理でコスト削減が可能になる。
VMwareは、VMware vCloud Datacenter Servicesをベースとしたハイブリットクラウドを提供するため、これまでにBluelock、Colt、SingTel、Terremark、Verizonと提携しており、日本ではソフトバンクテレコムが初の認定サービスプロバイダとなる。
VMware CEOのPaul Maritz氏は2月22日に開かれた会見で、「VMwareとソフトバンクの世界の見方が同じだったこと。またソフトバンクは非常に革新的で俊敏に動ける企業であり、私たちにとって適切なパートナーだった」と、ソフトバンクテレコムをパートナーに選んだ理由を語った。
ソフトバンクテレコムでは7月のサービス提供に向け、技術や運用面についての早期検証プログラムを3月に開始する。同プログラムには、SGシステムや野村證券、金融系企業が参加するとしている。
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