日本IBMは12月14日、クラウドコンピューティング上でEコマース(電子商取引)のビジネスを展開したいユーザー向けに「IBM ECクラウド・クイックアセスサービス」を提供すると発表した。サービスの提供開始は2010年12月15日から。
同サービスは、Eコマースの新規開始やリニューアルを検討しているユーザーに対して、IBMのクラウドセンターのECデモ環境を利用しながら、業務要件の検討支援や、各種の検証環境を提供するもの。自社でテストサーバやソフトウェアを用意する必要がなく、IBMクラウド上のサンプルストアを見ながら、機能要件や実際のユーザーインターフェースを確認できる。これにより、短期間でのサービス開始やコスト削減が可能としている。また、決済代行会社との接続環境なども検証できるため、Eコマース構築をスムーズに開始できるとする。
また、もうひとつの特徴として、IBMの「ユーザー中心設計(User Centered Design)」の専門家が参画することで、高度なユーザーエクスペリエンスの実現が可能となる点を挙げる。Eコマースサイトはユーザーの好み、利用しやすさ、操作性などが重要となるが、利用者層を想定した「ペルソナ・シナリオ手法」を活用し、ビジネス拡大につながるサイトの実現を支援するとしている。
IBM ECクラウド・クイックアセスサービスの参考価格は、評価、検証支援のフェーズの場合、3週間で450万円(税別)から。また、本番稼働に向けたEコマースの構築や再構築については、個別見積もりとなる。
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