Amazonは米国時間10月22日にフォーラムの投稿で、「Kindle」に関する細かいことながら重要な2つの発表を行った。1つは、Kindleアプリケーションを使って新聞や雑誌を読める機能の提供を予定していることで、「Kindleが手元にない、あるいはKindleを持っていないという場合でも、いつでもKindleの定期刊行物を読むことが可能になる」と声明に記している。
もう1つ、2010年中にもKindleに貸し出し機能を追加する予定であることをAmazonは明らかにした。ただし、現行のBarnes & Nobleの電子書籍端末「nook」における貸し出し機能と同様の制限がつく。
「数週間のうちに、多くの新聞および雑誌が『iPad』『iPhone』『iPod touch』向けKindleアプリケーションで入手可能になる。その後『Kindle for Android』やその他のアプリケーションにも同様の機能を追加していく予定だ」とAmazonは説明し、さらにこう続けている。「われわれの目標は『一度購入したらどこでも読める』というものだ。現在Kindle書籍で行っているのと同じ方法で、Kindle定期刊行物でもそれが可能になることを嬉しく思っている。詳細はこれから数週間のうち、この機能をリリースする際に明らかにする」
Kindleの貸し出し機能は、nookと同様に特定の電子書籍を14日間貸し出せるというもので、貸し出している間、貸した側は同書籍を読むことができない。KindleあるいはKindleアプリケーションを持っている相手なら誰にでも貸し出せるが、貸し出し機能を使えるようにするかどうかは出版社や権利保有者が決定するという点が重要だ。Amazonは貸し出し機能の提供開始日を明確にしていないが、2010年中には始めると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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