Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は米国時間10月18日、同社四半期決算に関する電話会議で、「Android」は断片化しており、Googleは「オープン」対「クローズド」の対比でプラットフォームの違いを不明確にしており、7インチのタッチスクリーンタブレットには欠点があると語った。それに対し、Research In Motion(RIM)のCEOであるJim Balsillie氏は19日、同社ブログの記事で反論した。
Balsillie氏は、「Appleの歪曲した世界の外側にいる人なら、7インチのタブレットが実際に市場の大きな部分を占めるだろうことや、『Adobe Flash Player』のサポートが本当のウェブ体験を求める消費者にとって実際の問題であることを知っている」とし、「エコシステムをコントロールし、クローズドプラットフォームを維持するAppleの取り組みは、同社にとってはいいことかもしれないが、開発者はより多くの選択肢を求め、消費者はFlashが使われた圧倒的大多数のウェブサイトへの十分なアクセスを望んでいる」と述べた。また、Appleによってどのように考えるべきか指示されることに多くの消費者がうんざりしているだろうと述べた。
Balsillie氏はまた、Appleが挙げた数字についても比較が適切でないと述べ、次のように語っている。「RIMは、5四半期連続で記録的な出荷を記録し、今四半期には1380万〜1440万台のBlackBerryスマートフォンの出荷を見込むガイダンスを発表した。Appleは、同社の9月締めの四半期とRIMの8月締めの四半期を比較しているため、全体像を明らかにしていない。この比較では、9月の業界需要が一般的に夏の月よりも堅調であることが考慮に入っておらず、Appleが同社前四半期に840万台のデバイスしか出荷していない理由や、Appleの第4四半期の業績が第3四半期に満たなかった消費者需要と流通オーダーで埋め合わせられたものであるかどうか説明していない」
Balsillie氏はブログを次のように締めくくっている。
いつもの通り、テーマがアンテナ、Flash、または出荷数であろうと、話はそれだけがすべてではなく、遅かれ早かれ、たとえ歪曲した世界の中にいる人々であろうと、事実の半分しか語られないことを不快に感じ始めるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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