日本オラクルとクロスキャットは9月16日、「Oracle Business Intelligence 11g」への移行キャンペーンとして、「Oracle BI移行アセスメントサービスfor BO(Business Objects)」を展開すると発表した。キャンペーン期間は、10月5日より12月31日まで。
今回のキャンペーンは他社製品から、10月5日に出荷予定の「Oracle Business Intelligence 11g」への移行を希望する企業に対して、現状調査および方針検討の実施を支援するサービス。これを利用することで、システム移行や構築にかかる時間とコストを劇的に削減するとしている。
特に、移行コンセプト、移行対象明確化といったユーザー主体作業は、移行時の「見えないコスト」として表面化しにくい。同サービスでは、要件定義フェーズのヒアリング、現状分析、ドキュメント作成など、移行に必要不可欠な全作業工程のうち、30〜50%程度の削減が見込めるとする。合わせて、これまでは蓄積や抽出するだけで十分に活用できていなかった情報を、ビジネスに最大限活用できる情報へと変化させることができるとしている。
無償サービスとして提供されるのは、BIシステム構想段階での構築コンセプト・ノウハウ集である「BI活用度評価シート」を使って現状システムの活用状態と課題を整理し、投資費用の有効活用度を評価する「アセスメント・ベーシック」と、ユーザーが実現すべき情報活用を阻害している原因と課題を探りながら、投資効果の算出や、構築工数の見積などで定量的なメリットを提示し、今後の方針決定を支援する「アドバンスド・オプション」の2つ。
また、有償サービスとして、2つの無償サービスで得られた情報を元に、実現イメージを具体化するプロトタイプを構築する「プロトタイプ・オプション」も提供する。プロトタイプのシステム構築にあたっては、体系化された作業構築標準「WBS(Work Breakdown Structure)」「アセスメントメソッド」「BIシステム管理メソッド」など各種ノウハウを活用することで、短期間で高水準なプロトタイプシステムを提供するとしている。プロトタイプ・オプションの価格は個別見積となる。
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