リアルコムは8月30日、豪Nintexの開発する「Nintex Workflow 2010 日本語版」(Nintex Workflow 2010)の販売を開始した。リアルコムは1月にNintexと販売代理店契約を締結し、SharePoint Server 2007に対応した同アドオンの販売を行っていたが、今回販売を開始したNintex Workflow 2010は、最新の「Microsoft SharePoint Server 2010」にネイティブに対応したワークフロー製品となっている。
Nintex Workflow 2010は、SharePoint上で直接ワークフロー作成ができる機能を持ち、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、開発者でない現場ユーザーでも簡単にワークフローの作成や運用が可能となる。
ワークフローの作成は、用意されているさまざまな種類のアクション(処理内容)を組み合わせて行う。設定レベルで、外部システム連携を行う複雑なワークフローまでを作成することが可能だ。現在、ポータルや文書管理システムとして使われているSharePointにNintex Workflow 2010をアドオンすることで、現場向けワークフロー基盤として活用できるようになるという。また、フォーム作成にマイクロソフトの「InfoPath」を利用できるため、複雑なフォーム設計やフロー設計を持つアプリケーションの移行や、.NETでカスタム開発していたような簡易アプリケーションも、Nintex Worlflow 2010上でノンコーディングで作成が可能としている。
そのほか、最新版では現場レベルで自由にワークフロー作成を行える使いやすさに加え、必要に応じて情報システム部でアプリケーションに統制を加えられる機能等が強化されているという。
Nintex Workflow 2010には、スタンダード版とエンタープライズ版の2エディションが用意されている。ライセンスは、SharePointのフロントエンドサーバ単位となっており、価格は、スタンダードエディション1台分ライセンス、年間保守、導入を含めて210万円からとなっている。なお、リアルコムのウェブサイトで、30日間無償で利用できる検証版の申し込みを受け付けている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス