One Laptop Per Child(OLPC)の創設者Nicholas Negroponte氏はカリフォルニア州レイクタホで開催のTechonomyカンファレンスにおいて、同団体の取り組みがこの2年間で前進していると語り、インターネットに接続されたノートPCを途上国の子どもたちに配布するだけでは機能しないとする批判通りにはならなかったと述べた。同氏は子どもたちは自分で読み書きを学ぶだけでなく、その親に読み書きを教えることもできるとしている。Negroponte氏によると、これまでに約200万台のノートPCが発展途上国に出荷されたという。
同氏は、軍事に毎週20億ドルを費やす米政府が教育に費やしているのは毎週200万ドルであり、「1%のさらに半分の費用を列Aから列Bに移すだけでアフガニスタンのすべての子どもがノートPCを持てる」と述べている。また、十分な数の書籍を手に入れることが難しい途上国では、1台に何千冊もの本を格納できるノートPCや電子書籍端末の使用が有効であると語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」