Appleは、先ごろリリースした「MobileMe Mail」ベータ版に続き、また別のオンラインサービスのベータ版を提供開始した。今回改良したのは「MobileMe Calendar」だ。
MobileMe Calendarベータ版では、日、週、月の表示デザインが刷新されたほか、各種イベントをリスト表示する機能も追加された。Appleはまた、MobileMe Mailと同様、このカレンダーアプリケーションでもパフォーマンスを改善している。
「MobileMe」上でのカレンダーの共有も簡単になった。ユーザーは、他のMobileMeメンバーとカレンダーを共有したり、共有したカレンダーについて、他のメンバーに変更を加えてもらったりすることも可能になったほか、変更をユーザーに通知する機能も加わった。
イベントへの参加依頼を送信するには、対象のイベントに任意の電子メールアドレスを入力すればいい。参加依頼を受け取ったユーザーは、リンクをクリックすることで返信でき、イベントは招待相手の参加状況に応じて自動更新される。
当然ながら、AppleはMobileMe Calendarベータ版がすべての同社製デバイスと互換性を持つようにしたので、「Mac」「iPhone」「iPod touch」「iPad」上でカレンダーの閲覧や編集が可能だ。MobileMeは標準規格のCalDAVを採用しているが、Windowsマシンでの「Microsoft Outlook」への対応については「後日提供予定」としている。
MobileMe Calendarベータ版を使用するには、iPhoneまたはiPod touchでは「iOS 4」、iPadでは「iOS 3.2」、Macでは「Mac OS X Snow Leopard」(バージョン10.6.4)が必要だ。
MobileMe Calendarベータ版は、「Safari 5」「Firefox 3.6」「Internet Explorer 8」に対応している。ユーザーは、AppleのMobileMeウェブサイトからMobileMe Calendarベータ版に自分を招待するようリクエストを送ることで、このベータプログラムに参加できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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