コムスコア・ジャパンは8月7日、日本のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に関する2008年6月の利用動向調査の結果を発表した。5月に日本語化したばかりのFacebookが前年比3倍のユニークビジターを集めるなど健闘したが、日本市場での圧倒的1位はユニークビジター数1270万人を記録したmixiだった。
Facebookの6月の日本のユニークビジター数は53万8000人で、2007年6月の17万2000人から大幅増。Myspace.comのユニークビジター数は120万人で、前年同期比10%増だった。また、Orkutは63万8000人、GREEは45万5000人(前年同期比14%減)だった。
Orkutはユニークビジター数こそ少ないが、1人当たりの利用日数は他のSNSを大きく上回っている。6月のOrkutのビジター1人当たりの利用日数は11.5日、1人当たりの利用時間は454時間、閲覧ページ数は1557ページ。2位のmixiはそれぞれ7.5日、134時間、246ページにとどまっている。
コムスコア・ジャパン代表取締役の佐藤英丸氏は、「これらのサイトのユーザー数が増加し、日本市場での知名度が上がるにつれて、ユーザーとサイトとの関わりもより一層深くなることは間違いない」と述べる。
また同氏は、日本語でサービスを開始したFacebookについて、「世界では今年はじめに人気のSNSがスペイン語、フランス語、ドイツ語でのサービスを開始したあと、これらの言語圏でのトラフィックが大幅に増加したという結果が出ている。Facebook日本語版の登場も、同じような結果をもたらす可能性がある」と分析した。
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