'; html_body += '
'; html_body += '' + title + ''; html_body += '' + summary + ''; html_body += '
'; dom_floating.innerHTML = html_body; /**/ dom_floating.getElementsByClassName('floating_box')[0].style.bottom = f_bottom + '.px'; /**/ var thumb_elem = dom_floating.getElementsByClassName('thumb')[0]; thumb_elem.addEventListener('click', function(){ location.href = link_url; }); var content_elem = dom_floating.getElementsByClassName('content')[0]; content_elem.addEventListener('click', function(){ location.href = link_url; }); var close_btn_elem = dom_floating.getElementsByClassName('close_btn')[0]; close_btn_elem.addEventListener('click', function(){ dom_floating.classList.add('content_hidden'); }); /**/ dom_ad_float.appendChild(dom_floating); } /** * */ window.AI.unsetF = function(){ } }());

必要なのは真の成功目指し「穴を掘る」パートナー

 国内のベンチャーキャピタル(VC)に危機感を抱く、国内では異質な存在のベンチャーキャピタリスト。同じく国内VCに疑問を持つ、米国帰りで熟練のITベンチャー企業経営者──。

 2人は出会い、本音でぶつかり合い、結果、大規模投資をして世界規模の成功を目指す「穴を掘る(創業段階、技術開発段階もしくは商品及びサービス開発段階に必要な資本で深く踏み込み、越えていき、成長する事業化につなげていくこと。デスバレーとも呼ばれる)」ベンチャー企業を創造する決意を交わし合った。リード・キャピタル・マネジメント マネージングパートナーの谷本徹氏、リプレックス最高経営責任者(CEO)の直野典彦氏の2人だ。

 「日本のITはなぜ駄目なのか」「日本のVCはなぜサラリーマン的なのか」などの国内IT業界の大きな悩みに対し、正面から“日本流”を否定して突き進んでいく両者。2人の出会いと関係性の構築、そしてITおよびVCに対する深い洞察と哲学は、どのような背景で育まれていったのか──。IBM Venture Capital Groupの勝屋久が迫る。

勝屋氏:まずは谷本さんが所属する日興アントファクトリーとリード・キャピタル・マネジメントについて、その概要と関係性を教えて下さい。

画像の説明 リード・キャピタル・マネジメント マネージングパートナーの谷本徹氏

谷本氏:リード・キャピタル・マネジメントという名前は、業界をリードして新しい産業を創出している会社に投資していくという意味でリードという名前をつけました。

 日興アントファクトリーとの関係についてですが、日興アントファクトリーの投資は、映画館や中古車オークションなど、キャッシュフローを生んでいる中堅企業へのPE投資が中心、ベンチャーキャピタルの本来の投資先としては少しイメージが違っています。そのため、別ブランドとしてリード・キャピタル・マネジメントを設立した次第です。

勝屋氏:谷本さんの部署の人員数と運用ファンド規模、また重点投資分野について教えて下さい。

谷本氏:投資担当者は現在12人です。フラッグシップファンドはリードシリーズで1号が153億円です。リード2号プラスアルファが数十億から100億円規模のファンドを組成しようとしております。他にも過去のファンドがあるので、それらを合算すると400億円を超えるファンドをマネジメントしております。

 エレクトロニクス、ネット系にモバイルコンテンツを加えたもの、バイオヘルスケア、金融系や人材派遣といったその他サービスでそれぞれ4分の1ずつです。

 ただ、エレクトロニクス・バイオヘルスケアの比率が高いので、今後は減っていくと思います。その分、産業にかかわらずバイアウト的なものが増えると思っております。

勝屋氏:リプレックスとはどのような会社なのですか。

画像の説明 リプレックスCEOの直野典彦氏

直野氏:リプレックスは一言で言うとソフトウェア会社で、クライアント・アプリケーションの開発を主に行って、世界中に提供しているベンチャー企業です。これだけウェブサービス系の企業が多い中、時勢に逆らっているとよく言われております(笑)。

 我々の持つ他社が真似できないユニークな技術の核は検索技術です。

 今の主力サービスとなるアドレス帳「Ripplex」をクラアントアプリケーションの形で提供しており、一番の特長としてはネットワーク上の人の探し方にあります。特に、mixiやSkypeなどで友人を探す時に効力を発揮するわけです。

 一般的な探し方ですと、自分が探せるということは、他のユーザーからも探せてしまうということがあります。しかし、我々のアプリケーションは人同士のみの繋がり、すなわち自分がリアルで知っている人たちであり、アドレス帳に入っている人だけを探しに行くんです。

 ただ、それだけでは公開したくないがコミュニケーションを持ちたい人には不満です。そこでRipplexのネットワーク上では知っている人同士でのみ探せる、つまり自分の情報を公開せずに、すでに知っている人同士の間だけで検索ができるという強みがあります。

 もう少し具体的にお話します。勝屋さんが友人の情報をRipplexに登録するとします。その友人がRipplexを利用している場合には、情報がリンクされ、勝屋さんのアドレス帳に不足している情報が自動的に補完されるんです。ですから、勝屋さんが友人のメールアドレスだけを入力すると、mixi IDや電話番号とかさまざまな情報がどんどん補完されていくんです。

 今申し上げたことを我々がユーザー情報に全く触れずにネットワークを構築できるという仕組みがユニークなテクノロジーなのです。

 また、今はアドレス帳の形をとっていますが、今後リリースする新バージョンでは世界中の方々を驚かせる仕組みをご用意しておりますし、ネット上で話題に上がると思いますので楽しみにしていて下さい。

勝屋氏:なるほど。日本だけでなく世界を相手にしているサービスなわけですね。

直野氏: Windows版・Mac版、日本語版・英語版は必ず同時にリリースしております。当然、ホームぺージも日本語版・英語版は同時に更新しております。

 今後、比較的大きな騒ぎになると申し上げたのは、誰でも知っている大手のサービス事業者2社と我々のジョイントプロモーションが始まるからです。2社とも国内の事業者ではなく、グローバルな事業者です。

リード・キャピタル・マネジメント マネージングパートナー(兼日興アントファクトリー 常務執行役員)
谷本 徹(たにもと・とおる)

 大卒後、1986年にJAFCOに入社。1996年に海外投資課長として、US投資先の支援およびファンド組成を実行。1998年より、投資チームのヘッドとして国内投資に復帰し、USテイストの投資スタイルを持込み、2000年の新興市場の活況と相俟って、数社がIPOを果たし成功した。

 2003年4月より、日興アントファクトリーの投資チームに参画。2006年10月に、VC投資グループを分離し、100%子会社のリード・キャピタル・マネージメントを設立し、代表取締役社長に就任した。

 半導体・光通信部品といったエレクトロニクス分野からモバイルコンテンツプロバイダーまで、広義のIT分野を担当している。平均投資金額は、3〜5億円と投資先の集中と大型化を進め、リードキャピタル型投資を実践している。

投資先:上場したのはマネックス証券、バリューコマース、アジアメディアほか。現在はファイベスト、アイディ、DMP、ネットクリアスシステムズ、アプローズテクノロジーズ、リプレックス、BBMF、イーブックイニシアティブジャパン、サクセスネットワークスほか。

趣味:サッカー観戦(横浜Fマリノスのサポーター、ホームゲームは年間チケットでほぼ全試合観戦。ほかトヨタカップなど、日産スタジアムでの開催試合多数観戦)

 佐島マリーナでヨット(不定期、年数回。2級小型船舶の免許保有。昨夏は安良里に行きました)

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]