キールネットワークスは1月22日、インテルのシニア向けPC利用支援ソフトウェア「アラカイネット」に、キールネットワークスのSNSプラットフォーム「nuco(ニューコ)」で培った技術を提供すると発表した。
アラカイネットは、インテルがバリア・フリーPCの実現を目指して、シニア世代のユーザーが、簡単に情報にアクセスできるインターフェイスの提供を目的に開発されたソフトウェア。文字の視認性、情報検索の操作性などに工夫が施され、PC利用に慣れていないシニアのユーザーでも、最新情報をチェックできるほか、見やすく配置されたボタンをクリックすることで、コンテンツへのアクセスを容易に行うことを可能とした。
一方、キールネットワークスが開発したnucoは、SNS機能を中心として、スケジュール管理やドキュメント共有を行うグループウェア機能、イベント管理など、これまでバラバラに存在していたインターネット上のツールや機能群を、連携した一体型サービスとして、SaaS型で提供するプラットフォーム。インターフェイスにはAjaxを採用している。
このたび、キールネットワークスがnuco開発で培った技術を、アラカイネットに提供。これにより、シニアユーザーがネットを介して仲間作りをするための、スムーズなコミュニケーション運営を支援するとしている。
キールネットワークスでは、日本において、20歳代を中心として普及した、他社のSNSと競合していくのは難しい考え、幅広い年代を視野に入れ、既存の組織など、クローズドな会員に特化したポータルを、nucoによって提供している。
また、アラカイネットについて、潜在的なユーザーが多いものの、未開拓の市場をターゲットとているため、シニア向け市場において、大きな発展が見込めるとている。
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