Gatewayが新PC「Gateway One」を正式に発表した。
かつて有力企業だったGatewayは、工業デザインに重点を置く新戦略(今どきのPCメーカーがデザインを重視するのは珍しくもないが)に向けた最初の一手として、液晶ディスプレイを一体化したスリムなデスクトップPCであるOneを売り込み、「デジタルホームの中心に理想的な」ミニマリズムを追求したマシンだ、と表現している。
今回の発表は、米国時間9月27日午前に、ニューヨークで開催された一般消費者向け技術をテーマとする会議「DigitalLife」でのメディア向け朝食会の席上で行われた。
本体前面が光沢仕上げの黒色で、背面はつや消しのアルミニウムという、印象的な外観のOneを見て、まっ先に思い浮かべるのはAppleの製品だ。Appleは今もなお、デザイン重視のコンピュータという分野でリーダーの地位を保っている。とはいえ、GatewayもOneでシンプルさを徹底しており、本体から伸びるケーブルはAC電源用の1本だけで、キーボードとタッチホイール付き光学マウス(同社幹部によると「河原の石のようなマウス」)はワイヤレス接続だ。また、モニタ最上部のUSBポートに脱着可能な130万画素のウェブカメラ、フロントパネルに組み込まれたスピーカー、19インチの液晶ディスプレイの背面にある電源スイッチなども、シンプルなデザインに貢献している。
Oneは仕様の異なる3モデル構成で販売される。1299.99ドルの「GZ7108」は、320GBのHDDと1.5GHzのIntel製「Core 2 Duo」プロセッサを搭載する。1499.99ドルの「ZX190」は、400GBのHDDと1.5GHzのCore 2 Duoプロセッサに、ハイエンドのグラフィックスカード「ATI Mobility Radeon HD 2600」が加わる。1799.99ドルの「GZ7220」は、500GBのHDDと2GHzのCore 2 Duoプロセッサに、中位モデルと同じグラフィックスカード、さらにアナログおよびデジタル放送に対応するTVチューナーも内蔵する。
3モデルとも、重さは10キログラム弱で、「Windows Vista Home Premium」をプリインストールして出荷する。上位と下位の2モデルはBest Buyが独占販売し、中位のモデルはGatewayが自社サイトで直販する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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