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初めての人にも、すでに持っている人にも便利 250GB搭載のHDDレコーダー 東芝「RD-H1」

坂本純子(編集部)2005年04月01日 00時00分
東芝
RD-H1
内容:「RD-H1」は、現在、東芝オンラインショップ「Shop1048」でのみ発売されているHDDレコーダーだ。250GBを搭載し、価格はなんと31,990円(税込)。その値ごろ感から、発表された当時からネットでも注目を浴びており、発売初日に1000台が約3時間で完売した人気商品だ。現在も不定期で予約販売を行っている。その使用感をレポートする。

ただのHDDレコーダーじゃない!

HDDレコーダー「RD-H1」

 「生活を変えた機器は?」──もしそう聞かれたら、迷わずHDDレコーダー(もしくはHDD&DVDレコーダー)を答えのひとつに挙げたいと思う。ビデオでの録画と異なり、HDDならビデオテープを入れ替える手間もないし、マメにインデックスを管理せずともテープに何が保存されているのか、すぐに分かる。しかも、最近の機種では、好きなアーティストなどのキーワードを登録しておけば、自動的に関連する番組を録りためてくれる機能だってある。できるだけ面倒なことはしたくないという人や、録りためて一気に見たい、という忙しい人にはぜひともおすすめしたいアイテムなのだ。

 今回レビューする「RD-H1」は、DVDドライブを搭載していない、HDDのみのデジタルレコーダーだ。DVDドライブを搭載していないということは、本来ならば録画した番組をHDD以外に保存できないわけだが、「RD-H1」はちょっと違う。ネットワーク機能が搭載されており、東芝の「ネットdeダビング」に対応した機器を持っているなら、ネットワーク経由でダビングできる拡張性を備えているのも大きなポイントだ。

 250GBのHDD容量を持ち、最長で約445時間(1回の連続録画単位は9時間)、標準のSPモードでも約113時間の録画ができる。なお、BSチューナーなどは内蔵していない。

 まずは手軽にHDD録画の快適さを試し、必要に応じてDVDレコーダーを買い足すことも可能だ。すでにHDD&DVDレコーダーを持っている人でも、HDD容量が足りなくなってきた、といった悩みがある人は2台目として使用するのもいい。ビギナーからヘビーユーザーまでさまざまなニーズを満たしてくれそうな期待の1台なのである。

ブラウザで本体にアクセス

ファンの隣にLAN端子がある

 本体の前面には、左はじに電源ボタン、中央にはデジタルの時計表示、右側には操作ボタンが4つ並んでおり、シンプルなデザインという印象だ。サイズは、幅430mm×高さ58mm×奥行362mm(ファン部含む)。東芝のラインアップの中では、DVD搭載の「RD-XS24」と並んでもっとも薄い筐体ではあるが、DVDドライブがない分、もうちょっと薄いとよりインパクトがあるのに、と感じた。

 さて、背面を見てみると、AV機器ではめずらしくLAN端子が付いている。付属のケーブルでテレビや(必要であれば)ネットワークと接続し、電源を入れたらまずは時刻合わせだ。マニュアルによれば、時刻合わせをしないと、再生以外の機能が使えないとのこと。リモコンで時刻を合わせ、チャンネル設定やテレビの縦横比などを設定したら基本的な設定は終了だ。

 ネットワーク機能を使わないという人は、このまま単に録画してそれを見るだけでも問題ないが、やはりメールで予約したり、「RD-H1」の映像をPCで見たりしてみたいところである。そのため、続いてネットワークの設定を行った。まず、本体側は簡単な設定で終了だ。次に接続したPCのブラウザから本体へアクセスして「ネットdeナビ」を呼び出し、接続を確認する。トップページが現れたときは、これがレコーダーから呼び出されているかと思うと、ちょっとした感動だった。

 「ネットdeナビ」上のリモコンボタンを押すと、ポップアップウインドウで「RD-Styleネットリモコン」が出てくる。付属のリモコンだけでなく、PCのブラウザ上からも録画や再生などが行える。

 なお、メール予約機能を使用するには常時接続環境が必要になる。また、メール予約のための設定をする際には、あらかじめPOP3対応のメールアドレスを用意しておく必要がある。録画する際に送る専用のコードのメールのみを「RD-H1」側が見ているため、1日の受信数が多いメールアドレスでも問題はない。これらの設定は、メールソフトの設定とあまり変わらない程度だ。マニュアルを見ながら進めていけばさほど大変ではないだろう。

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