KDDIは6月4日、インターネット接続サービスDIONにおいて、「MadamAn(マダム・アン)」ベータ版の提供を開始した。
MadamAnは、DIONに関するユーザーからの質問に対話形式で回答する、バーチャルなコンシェルジュ(concierge:管理人や世話係りの意)サービス。これまでDIONに寄せられた質問を利用して、ユーザーの求める情報が掲載されているDIONサイトを案内するというもの。DION会員サポート内に設置され、プロバイダを問わず、誰でも無償で利用することができる。
質問を入力すると、マダム・アンというキャラクターが、ユーザーに回答する仕組みとなっている。季節に応じた挨拶や一般的な会話にも対応し、ユーザーにとって親しみやすく、より身近なパートナーとしての利用を目的としている。
MadamAnのシステムは、イナゴの「NetPeople」をベースに沖電気が構築。文脈管理が可能な会話管理システム (コンテキスト) により、複雑なコンテンツでも会話による絞り込み検索が可能。質問を属性分類し、自然文入力によるやり取りで、適切な回答および選択肢に紐づいたページなどに誘導する。
また、検索結果の絞り込みプロセスを、システムが自動表示するロジックを実装し、回答のデータベースに収録する情報の追加・更新、反映をタイムリーに実施するとしている。
なお、正式版サービスについては、9月から提供開始する予定としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力