通信社のReutersは米国時間4月30日、テキスト分析企業のClearForestを買収することを発表した。これにより、自社の高度な検索機能を強化する狙いだ。
ClearForestはテキスト分析技術とタグ化プラットフォームを開発する企業。これまで同社は、大容量の情報へのアクセスを管理・簡素化するというニーズを持つ企業顧客に向けて製品を提供してきた。
ReutersはClearForestの技術を利用して、財務情報をはじめとしたさまざまな自社コンテンツの検索インフラを改善する計画だ。
Reutersで検索および戦略開発担当トップを務めるGerry Campbell氏は30日付の発表資料にて、「ClearForestは、テキスト分析分野において卓越した技術を開発しており、商業的にも認められている。わが社の顧客はClearForestの技術を利用して、われわれのコンテンツを容易に見つけ出し、理解し、ナビゲーションできるだろう」とコメントしている。
Campbell氏が率いる検索および戦略開発部門はReutersが新たに立ち上げた部門で、同氏はそれ以前、AOLで検索部門トップを務めていた。
今回の買収では、ClearForestの発行済み株式すべてをReutersに譲渡することが合意されている。また、買収に関する金銭的条件は明らかにされていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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