Google Mapsでは米国時間8月16日、プリントアウトして利用できるクーポンを提供する予定だ。クーポンはピザから洗車までさまざまなサービスを対象にしており、Googleはお買い得品に目がないユーザーにアピールする狙いだ。
GoogleとそのライバルにあたるYahoo、Microsoft、AOLは、それぞれが提供するオンライン地図サービスにおいてユーザーを引き付け、さらには広告収入を増やそうと、さまざまな付加サービスを提供している。
クーポンを提供するのはGoogleが初めてとなる。このサービスは、コスト意識の高い消費者にアピールするだけではない。広告主にしてみると、広告キャンペーンの成功を図る信頼できる方法となる。
「このクーポンを通して商店は、オンラインでの露出を高めたり、オフラインで行っている業務をネット上でマーケティングすることの重要性を理解することになるだろう」とGoogleのプロダクトマネジメントディレクターGokul Rajaram氏は述べている。
クーポンの提供は8月16日朝に開始される。Google Mapsのユーザーは同日より、ダイレクトメール業者のValpakが提供する1万2000件以上の広告主の印刷用クーポンをGoogle Maps上で見ることができる。
たとえば、「San Francisco veterinarians(サンフランシスコ 獣医)」というキーワードを入力すると、このキーワードにマッチする事業者が地図上に表示される。クーポンを提供している獣医があれば、検索結果に表示されるリンクをクリックすることで、別のウェブページからクーポンをプリントアウトできるようになる。クーポンはその後、事業者のところで手渡しする仕組みだ。
クーポンはどの事業者でも提供できる。利用は無料で、Google Local Business CenterのGoogle Mapsで申し込むことができる。
Sterling Business Intelligenceの市場アナリスト、Greg Sterling氏は、クーポン提供によりGoogle Mapsのユーザー数は増えるだろうと予想している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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