片柳学園・東京工科大学(相磯秀夫学長)は、ネットツーコムと共同でLinuxベースの「工科大ケータイ」を開発し、同大学の八王子キャンパスにある有 隣堂で5月末までに発売すると発表した。
携帯電話に似た形状の小型Linux端末で、ネットツーコムのWindows CE搭載 の無線IP携帯端末「WiPCom1000」がベース。Linuxカーネルのみを組み込み、 開発用として提供する。
携帯電話として機能させるためにはソフトを開発する必要があるが、誰もが 参加できるオープンソースの開発環境を整え、参加者自らが必要なソフトを構 築していく仕組み。オープンソースソフトウェアの開発基盤やサーバとネット ワーク環境などは、喜多伸夫テンアートニ代表取締役社長が運営委員長を務め るオープンソースソフトウェア団体「OSCJ.net(Open Source Collaboration Joint Network)」で提供。ソフト開発の成果などもここで随時公開していく。
「工科大ケータイ」のCFスロットに通信ユニットを入れ、参加者が自由に作 ったソフトウェアと組み合わせることで、VoIPなどの通信機能を持つ携帯電話 を作り上げていくことができる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」