Hewlett-Packard(HP)はTrustgenix(本社:カリフォルニア州サンタクララ)を買収する計画を明らかにした。Trustgenixは、ユーザーが1度身元認証するだけで複数サイトのアカウントにアクセスできるようにするソフトウェアを開発している。
米国時間30日に発表されたこの計画により、HPは自社のシステム管理ソフト「OpenView」を改良し、エンタープライズマネジメント分野での同社の影響力を高めていく。同社は9月に、ストレージ管理企業のApplQと、企業のIT資産監視ソフトを開発するPeregrine Systemsの買収計画も発表している。
Trustgenixは、いわゆるアイデンティティ連携ソフトウェアを開発しているが、これはは、顧客や提携先企業の従業員が自分のユーザーIDとパスワードを1度入力するだけで、同じ作業を繰り返すことなく複数の連携ウェブサイトにアクセスできるようにするものだ。
「アイデンティティ連携は電気通信、金融サービス、製造業、さらに政府関連の業界で活動する各企業の各企業に強い訴求力を持つ」とHPのOpenView担当ゼネラルマネージャのTodd DeLaughterは声明の中で述べている。
HPはTrustgenixの買収を今後30日以内に完了する予定。同契約の金銭面での条件は明らかにされなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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