Adobe Systemsの人気の高いグラフィックデザインアプリケーション数点に脆弱性が見つかったと同社が注意を促している。この脆弱性により、ユーザーはハッカーによる攻撃の脅威にさらされる危険性があるという。
セキュリティ上の脆弱性は、製品アクティベーションに利用されるコンポーネント「Adobe License Management Service」で発見された。Adobeが先週末、同社のウェブサイトに掲載したセキュリティ勧告によれば、この脆弱性は、第三者によるユーザーコンピュータへの不正アクセスを招くおそれがあるという。
今回発見された脆弱性の影響を受けるのは、Windows版「Adobe Photoshop CS」「Adobe Creative Suite 1.0」「Adobe Premiere Pro 1.5」。カリフォルニア州サンノゼに本拠を置くAdobeは、同脆弱性を悪用した悪質なコードはまだ見つかっていないと述べている。
セキュリティ企業Secuniaは、この問題の危険性を、同社が規定している5段階評価のちょうど中間となる「中程度に深刻」なものと認定した。
Adobeは、同問題を修復するセキュリティパッチをすでにリリースしている。なお、「Photoshop CS2」もしくは「Adobe Creative Suite CS2」の稼働するシステムは、同脆弱性の影響を受けないという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス