TKCは4月1日、専門スキルを持つ社員の採用やQ&A集の開設といった、会計事務所などに向けたカスタマサポート業務の強化・拡充を行うと発表した。これは、システムの複雑化・多様化や顧客数の増加により、会計事務所や地方公共団体においてカスタマサポート業務の効率化、専門的な支援体制の構築などが求められてきたことによるものだ。
具体的な内容としては、会計事務所や社会保険労務士事務所の出身者など専門スキルを持つヘルプデスク社員の追加採用、新たな「ヘルプデスク支援システム」と「ナレッジデータベース」の構築、過去一年間の履歴分析に基づく「Q&A集」の開設、会計事務所向けヘルプデスク・サービスの有償化、顧客支援体制の向上のための組織横断型検討プロジェクトの発足などが挙げられている。
既にヘルプデスク社員として10名を追加採用したほか、TKCとTKC会員事務所、TKC全国会などを結ぶイントラネット「ProFIT」へ会員事務所向けQ&A集を開設。また、1億円をかけて新たなヘルプデスク支援システムの構築へ着手、営業現場の代表社員による支援体制向上の検討プロジェクトも発足している。
同社では、創立40周年である2006年春をめどに、着呼件数の抑制および応答率の向上(最終目標応答率80%)、より専門的な支援体制の構築、顧客と日々接する現場社員一人ひとりの質とコンサルティング精度の向上などに全社レベルで取り組む予定だ。
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