TETSUYA KOMURO JOBS
表示
『TETSUYA KOMURO JOBS #1』 | ||||
---|---|---|---|---|
小室哲哉 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
avex azabu 501studio prime sound studio Bunkamura Studio RAK Studios(LONDON) | |||
ジャンル |
J-POP EDM テクノ | |||
レーベル | avex trax | |||
プロデュース |
Tetsuya_Komuro Daisuke Hinata(CD1/M01,M02) | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
小室哲哉 アルバム 年表 | ||||
| ||||
EANコード | ||||
EAN 4988064935994(2017年・初回限定盤) EAN 4988064936014(2017年・CD2枚組) |
『TETSUYA KOMURO JOBS #1』(テツヤコムロ ジョブス ナンバーワン)は、小室哲哉が2017年3月15日にリリースしたソロアルバム。
概要
[編集]- 前作『 TETSUYA KOMURO EDM TOKYO』からおよそ3年ぶりのソロアルバム。近年(発売時)のソロワークを集めた新シリーズ。
- アルバムタイトルは当初は「TETSUYA KOMURO WORKS #1」だったが捻りをいれてスティーブ・ジョブズと引っ掛けて現在のタイトルになった[1]。
- 他アーティストとのコラボレーション楽曲や、CM・TVのタイアップソングなどに加え、国内外で披露された未発売音源、ロンドンで書き下ろされた新曲などを収録。
- 「Can You Celebrate? Art Mix」「RAISE UR HAND」のボーカルディレクション・ループ音源の素材制作は2曲のプロデュースを担当した日向大介が手掛けた[1]。
- 当初は2017年3月1日にリリース予定だったが、商品に不備が発覚し、同月の15日に延期となった。
- 初回生産限定盤には小室のインスタレーションパフォーマンスが収録されたDVDと、オリジナルインタビューやオフショット写真が収められたフォトブックが付属。
- CDの発売と同時に各音楽配信サイトではハイレゾ版、インストゥルメンタル版の配信も開始された。
- オリコンチャートではデイリーで最高6位を記録し、2011年の「Digitalian is eating breakfast 2」以来約6年ぶりのTOP10入りとなった。
収録曲
[編集]- All Produced & All Keyboard,Synthsizer and Piano by Tetsuya Komuro
DISC 1
[編集]- Can You Celebrate? Art Mix
- Words and Music: Tetsuya_Komuro / Prodused by Daisuke Hinata
- 横浜アリーナで行われたハロウィンフェス「Rockwell SirKus 2016」に出演した際に披露された音源。ロンドンのスタジオで更にアレンジが施された。
- コーラスは黒人のシンガーが担当。
- Words and Music: Tetsuya_Komuro / Prodused by Daisuke Hinata
- RAISE UR HAND
- Words : Daisuke Hinata / Music: Tetsuya_Komuro / Prodused by Daisuke Hinata
- 前曲と同じく「Rockwell SirKus 2016」で披露された音源が元となっている。
- ミックスも小室本人が手掛けた。
- Words : Daisuke Hinata / Music: Tetsuya_Komuro / Prodused by Daisuke Hinata
- Have Dreams! tk piano mix / Tetsuya Komuro × Tsunku♂ feat.May J.
- #RUN / 小室哲哉 feat.神田沙也加(TRUSTRICK) & tofubeats
- Words and Music: Tetsuya_Komuro / Arrangement: Tetsuya_Komuro and tofubeats
- 競馬エンタメサイト「Umabi」テーマソングとして神田沙也加・tofubeatsとコラボレーションした楽曲。
- 商品化はされていないがMUSIC VIDEOが2つ存在する。
- Words and Music: Tetsuya_Komuro / Arrangement: Tetsuya_Komuro and tofubeats
- maze
- Music: Tetsuya_Komuro
- HERE WITHOUT YOU
- Words: James De Barrado / Music: Tetsuya_Komuro / Vocal by Ruby King
- ロンドンで制作された新曲。現地オーディションで採用したルービー・キングがボーカルを担当している。
- Words: James De Barrado / Music: Tetsuya_Komuro / Vocal by Ruby King
- rêver feat.大森靖子
- a new lease on life
- Music: Tetsuya_Komuro
- J SPORTS 「15/16 イングランドプレミアリーグ中継」エンディングテーマソング。
- Music: Tetsuya_Komuro
- BLUE OCEAN
DISC 2
[編集]- one more run
- Music: Tetsuya_Komuro
- YouTubeにて公開されている「エイベックス・チャレンジド・アスリートPR映像「欲望に翼を」高桑早生編」で使用されている楽曲。
- 実際に使用されている音源とは若干異なり、ロンドンで本作用にリアレンジされている。
- Music: Tetsuya_Komuro
- Song for ALPINE SKI WORLD CUP 2016
- Music: Tetsuya_Komuro
- アウディFISアルペンスキーワールドカップ2016湯沢苗場大会 公式テーマソング。
- Music: Tetsuya_Komuro
- STILL BREATHING
- Words: James De Barrado / Music: Tetsuya_Komuro / Vocal by Ruby King / Chorus by Monna(Def Will)
- CD1 M06「HERE WITHOUT YOU」と同じくロンドンで制作された新曲。
- Words: James De Barrado / Music: Tetsuya_Komuro / Vocal by Ruby King / Chorus by Monna(Def Will)
- Sound of Scalar Fields additional piano mix
- Music: Tetsuya_Komuro
- オーストリア・リンツで開催されたアートフェス「アルス・エレクトロニカ」に慶應義塾大学環境情報学部教授の脇田玲と共に出展した作品で使用された楽曲。現地のスタッフからは「音量が大きすぎる、もっと下げて欲しい」と言われたが小室・脇田は「この音量じゃないとダメだ」と押し通した。30kHz~22,000kHzまで、CDに記録されない低周波・高周波に挑戦した。その後小室の5.1chサラウンドを基調にした機材のセッティングが、今後のアルス・エレクトロニカ「Deep Space 8K」エリアの標準設定として認められた[3][4]。
- 事前に脇田の制作したイメージ映像をよりダイナミックに魅せるために、小室は脇田と対話を重ねて脇田の思考を分析しながら作曲した。「イントロ・クライマックスシーン・エンディングテーマ・アウトロ」等の短編映画のサウンドトラックの要領を基本に、その作り方を映像に音を載せる手法に置き換えつつも、ポップスを制作する時のノウハウを完全に封印し1~5音の最低限のトラックでのモノフォニックな姿勢で制作しながら、規則的な軌道を回りつつ、時間軸の無いインスタレーションの様な世界観を目指した[3][4][5]。
- 総演奏時間は21分を超える。
- 映像無しで音だけで聴いてもらうので、エモーションな雰囲気を足して、主題のメロディーを表現するためにピアノの即興演奏が追加され、RAK Studiosの一番広い部屋でマイキングも電源がONからOFFの状態まで沢山立てて録音した[1]。
- Music: Tetsuya_Komuro
- 22世紀への架け橋
- Words,Music and Arrangement : Tetsuya_Komuro and Kenichi Maeyamada
- 2013年の年末にYouTube上で生配信された番組「白黒歌合戦」のために書き下ろされたヒャダインこと前山田健一とのコラボ楽曲。
- 小室が以前イメージキャラクターを務めていたヤマハ・EOSシリーズのみを使用して制作された。
- タイトルの『22世紀への架け橋』の元ネタはゆずの『栄光の架橋』。
- 「趣味の延長線上でプロの歌い手ではない、似たもの同士の2人がEOSへのオマージュをした」というコンセプトで制作。時間が無い中で作れた曲として悪くないと思って収録が決まった[1]。
- Words,Music and Arrangement : Tetsuya_Komuro and Kenichi Maeyamada
- NOW1 #2017
- Music: Tetsuya_Komuro
- フジテレビ「みんなのKEIBA」テーマソング。
- 2013年にリリースされたソロアルバム『DEBF3』に収録された楽曲の2017年版。
- Music: Tetsuya_Komuro
初回限定盤 DVD
[編集]- amplification
- Music: Tetsuya_Komuro
- amplification (VJ version)
- Music: Tetsuya_Komuro
クレジット
[編集]- Produced : 小室哲哉
- All Keyboards, Synthesizer, Piano : 小室哲哉
- Produced : 日向大介 (Disc-1 #1,#2)
- Mixed :
- Dave Ford (Disc-1 #1,#3,#5-6)(Disc-2 #1-#4,#6)
- 小室哲哉 (Disc-1 #2,#8)
- tofubeats (Disc-1 #4)
- 大里正毅 (Disc-1 #7)
- Neeraj Khajanchi (Disc-1 #9)
- 淺野浩伸 (Disc-2 #5)
- Manipulated : 岩佐俊秀
- Mastered : 前田康二
- A&R : 石井優
- General Producers : 千葉龍平, 伊東宏晃, 樋口慎太郎, 米田英智, 下川大介, 前田治昌, 森実紀行
- Executive Supervisor : 林真司, Richard Blackstone
- Executive Producer : 松浦勝人
脚注
[編集]- ^ a b c d リットーミュージック刊 『サウンド&レコーディング・マガジン』 2017年5月号46P-51Pより。
- ^ 「住吉美紀『Blue Ocean』、小室哲哉が書下ろした新EDテーマ曲が6/1よりOA」より。
- ^ a b 「TKとTOMITA。アルスでの邂逅──脇田玲+小室哲哉『Scalar Fields』を語る | WIRED.jp」より。
- ^ a b 「小室哲哉・脇田玲インタビュー完全版 「アルスエレクトロニカ」舞台裏を語る」より。
- ^ 美術出版社刊『美術手帖』2018年1月号「分析するアーティストと創造する科学者 小室哲哉×脇田玲」64P-65Pより。
- ^ CDに封入している歌詞カード