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SI-DRIVE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SI-DRIVEのスイッチ

SI-DRIVE(エスアイ・ドライブ、Subaru Intelligent-DRIVE)とは、富士重工業(現:SUBARU)が開発したドライブ・アシストシステムである。

概要

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2006年5月24日、4代目レガシィがD型になった際に初搭載[1]。それ以降の新型車にも搭載車種が増えている。ステアリングまたはセンターコンソールに設置されたボタンやダイヤルを回す事で、エンジンの出力特性の異なる2つもしくは3つのモードを使い分けることが出来る。搭載車種によって変化の度合いが異なっており、車のイメージに合った出力特性となっている。その結果、異なるエンジンキャラクターが1台で楽しめるようになった。以下に、各モードの特性を記す。

インテリジェント・モード(Iモード)

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最高出力が下がり(ターボ車の場合は過給圧の抑制)、燃費を意識した走りが可能になるモードである。燃費は従来と比べ約10%上昇すると謳っている。渋滞や市街地走行など、要求される力が少ない場面に適している。

スポーツ・モード(Sモード)

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従来のセッティングをベースに更にセッティングを見直したモードであり、燃費は従来と比べ約5%上昇している。高速走行などに適している。

スポーツ・シャープ・モード(S♯モード)

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スポーツ・モードに対してアクセル・レスポンスが増したモードである。ワインディングロードや追い越しなどに適している。ステアリングのスイッチでも操作が可能である。なお、エンジン始動直後の水温が低い状態では選択できない。一部搭載されていない車種が存在する。

搭載車種

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  • 4代目レガシィ 2.0GT・3.0R(D型以降)
  • 5代目レガシィ(全グレード)
  • 6代目レガシィ(全グレード)
  • 初代レガシィアウトバック 3.0R(D型以降)、2.5i(F型以降)
  • 2代目レガシィアウトバック(全グレード)
  • 3代目レガシィアウトバック(全グレード)
  • 初代レヴォーグ(全グレード)
    • 1.6GTはスポーツシャープモード非搭載。搭載位置はステアリング内となる。
  • 2代目レヴォーグ GT・GT EX・GT-H・GT-H EX
    • スポーツシャープモード非搭載。搭載位置はステアリング内となる。STI Sport・STI Sport R・STI Sport R EXには、より高性能なドライブモードセレクトが設定される。
  • 3代目インプレッサ WRX STI
  • 初代WRX S4/WRX STI(全グレード)
    • WRX S4の搭載位置はステアリング内となる。
  • 2代目WRX S4 GT-H・GT-H EX
    • 搭載位置はステアリング内となる。STI Sport R・STI Sport R EXには、より高性能なドライブモードセレクトが設定される。
  • 4代目インプレッサ 2.0i・2.0i-S系
    • スポーツはGP6/GP7型、G4はGJ6/GJ7型。共にスポーツシャープモード非搭載。搭載位置はステアリング内となる。
  • 5代目インプレッサ 2.0lエンジン搭載車
    • スポーツはGT6/GT7/GTE型、G4はGK6/GK7型。共にスポーツシャープモード非搭載。搭載位置はステアリング内となる。
  • 2代目XV(全グレード)
    • ハイブリッド車はGPE型。ガソリン車はGP7型。共にスポーツシャープモード非搭載。搭載位置はステアリング内となる。
  • 3代目XV(1.6iを除く全グレード)
    • e-BOXER車はGTE型、ガソリン車はGT7型。共にスポーツシャープモード非搭載。搭載位置はステアリング内となる。
  • 3代目フォレスター 2.0XT
  • 4代目フォレスター(2.0iを除く全グレード)
    • NA車はスポーツシャープモード非搭載、搭載位置はステアリング内となる。
  • 5代目フォレスター(全グレード)
    • e-BOXER車はSKE型、ガソリン車はSK9型。共にスポーツシャープモード非搭載。搭載位置はステアリング内となる。
  • エクシーガ 2.0GT、2.5i系
    • 搭載位置はシフトレバーの前となる。

脚注

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  1. ^ 富士重工業株式会社 ニュースリリース”. www.subaru.co.jp. 2020年7月5日閲覧。

外部リンク

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