R-33 (ミサイル)
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種類 | 長距離空対空ミサイル |
---|---|
製造国 | ソビエト連邦→ ロシア |
設計 | ヴィーンペル科学製造連合 |
製造 | 戦術ミサイル製造会社(ru) |
性能諸元 | |
ミサイル直径 | 380mm |
ミサイル全長 | 4.15m[1] |
ミサイル全幅 | 1.1m(R-33E)[2] |
ミサイル重量 | 490kg |
弾頭 | HE破片効果(47 kg)[1] |
射程 | 120km(R-33E)[2] |
推進方式 | 固体燃料ロケット |
誘導方式 | 慣性誘導+セミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)[1] |
飛翔速度 | マッハ 4.5[1] |
R-33(ロシア語: Р-33)は、R-40の後継としてソビエト連邦のNPO ヴィーンペルで開発された長距離空対空ミサイルである。NATOコードネームは、AA-9エイモス(Amos)。MiG-31の主兵装として開発され、SR-71やB-1、B-52などの大型目標を攻撃することを目的としていた。
R-33はアメリカ海軍が運用したAIM-54 フェニックスと同様に慣性誘導とセミアクティブ・レーダー・ホーミング誘導を使うミサイルであるが、アクティブ・レーダー・ホーミングには対応していないという点が異なる。R-33はザスロンパッシブフェーズドアレイレーダーと連帯することにより、4目標に誘導可能であった[3]。
型式
[編集]- R-33
- 標準型。4Gまでの機動が可能。
- R-33E
- 輸出型。
- R-33S
- MiG-31B向けに開発された改良型。ロケットモーターを改良し射程を延長したほか、前方に4枚の動翼が追加され、8Gでの機動が可能となった。信号処理装置もデジタル化され、ECCM能力も向上している[4]。主に、MiG-31B、MiG-31BMにて運用される。
- R-37
- R-33をベースに開発された大幅な改良型。
運用国
[編集]現用
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d “AA-9 AMOS”. FAS. 2015年2月28日閲覧。
- ^ a b “R-33E Airborne Guided Missile”. 戦術ミサイル製造会社. 2015年2月28日閲覧。
- ^ Управляемая ракета большой дальности Р-33 (К-33)
- ^ 青木謙知『軍用機ウエポン・ハンドブック - 航空機搭載型ミサイル・爆弾450種解説』イカロス出版、2005年。ISBN 4-87149-749-6。
- ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. pp. 179-180. ISBN 978-1-032-50895-5
- ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 191. ISBN 978-1-032-50895-5
参考文献
[編集]- Gordon, Yefim (2004). Soviet/Russian Aircraft Weapons Since World War Two. Hinckley, England: Midland Publishing. ISBN 1-85780-188-1
- К-33 / Р-33 - AA-9 AMOS