グランブルーファンタジー リリンク
ジャンル | アクションRPG |
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対応機種 | |
開発元 | 大阪Cygames[注釈 1] |
発売元 | Cygames |
プロデューサー | 木村唯人[1] |
ディレクター |
福原哲也[1] 梶泰幸 |
音楽 |
植松伸夫[1] 成田勤 |
美術 | 皆葉英夫[1] |
シリーズ | グランブルーファンタジー |
人数 |
1人 最大4人(協力) |
発売日 | 2024年2月1日 |
対象年齢 |
CERO:B(12才以上対象) ESRB:T(13歳以上) PEGI:12 |
『グランブルーファンタジー リリンク』(Granblue Fantasy: Relink)は、Cygamesより2024年2月1日に発売されたゲームソフト。対応プラットフォームはPlayStation 4・PlayStation 5・PC(Steam配信)。
『グランブルーファンタジー』のコンソール機向けタイトルで、ジャンルはアクションRPG。
開発は大阪Cygames、販売はCygamesが行なっている。Cygamesがコンシューマーゲーム開発強化を目的に2015年に設立した大阪Cygamesの処女作となる。
ゲームプレイ
[編集]メインストーリーの他に「クエスト」と呼ばれるエンドコンテンツが100個以上用意されており、プレイヤーはボス戦や防衛戦、タイムアタックなどに挑戦する[2]。このクエストは最大4人のマルチプレイに対応する[2]。
開発
[編集]本作は2016年8月21日の「CygamesNEXT2016」の中で初めて発表された[3]。発表されたときは『Project Re:Link』と呼ばれており、開発はプラチナゲームズが行うとしていた[4]。発表時点の開発状況は全体の10%ほどで、対応プラットフォームは未定だった[4]。その後、2016年9月13日の「2016 PlayStation Press Conference in Japan」で、PlayStation 4向けに2018年に発売されると発表したほか、PlayStation VRの対応も検討していることを明らかにした[5]。
2018年12月15日、「グラブルフェス2018」の中で、「GRANBLUE FANTASY PROJECT Re: LINK」の名称を『グランブルーファンタジー リリンク(Granblue Fantasy: Relink)』に変更すると発表した[6][7]。同時にPlayStation 4での実機プレイも公開され、ゲームシステムは完成に近い状態であるとしていた[7]。
しかし、開発の長期化により開発体制の維持が困難になったため[8]、2019年2月5日、プラチナゲームズとの共同開発の契約を終了させ、以降の開発はCygamesが単独で行うことになった[9][10]。プラチナゲームズ側でディレクターを務めていた梶泰幸はCygamesへ転職した[8]。開発は大阪Cygamesの社員を中心に東京本社の社員も加わり、約200人の規模で作られた[8]。
2020年12月12日、発売時期が2022年であることに加え、PlayStation 5版も販売されることを明らかにした[11]。2021年12月12日、Steamでも販売されることを発表した[12]。2022年6月10日、発売を2023年に延期した[13]。2023年1月に開催された「グラブルフェス2022-2023」で初めて一般プレイヤー向けに試遊版を出展した[14]。2023年8月23日、gamescom 2023の中で発売日が2024年2月1日に決定したと発表した[15]。
発売
[編集]2024年2月1日、Steam・PlayStation 4・PlayStation 5向けに発売された[16]。PS4、PS5では通常のパッケージ版のほか、デラックスエディション、コレクターズエディションも発売された[16][17]。
評価
[編集]批評
[編集]評価 | ||||||
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Metacriticによれば、『Granblue Fantasy: Relink』は批評家から「おおむね好評」の評価を得た[20]。
売上
[編集]2024年2月13日、全世界で出荷されたパッケージ版と、購入されたダウンロード版の合計が100万本に達した[21]。海外からの購入者比率が中国やアメリカを中心に8割に達していることを発表した。
登場人物
[編集]※が付いているのは本作のオリジナルキャラクター。
プレイアブルキャラクター(初期)
[編集]- グラン / ジータ[注釈 2]
- 声 - 小野友樹(グラン) / 金元寿子(ジータ)
- 本作の主人公。本編と同じく性別の選択ができ、いつでも変更可能。開発当初はオリジナルキャラクターの「ブルー[注釈 3]」を主人公にする予定だったが、原作や『ヴァーサス』と同じくグラン / ジータへと変更された[22]。
- カタリナ
- 声 - 沢城みゆき
- ラカム
- 声 - 平田広明
- イオ
- 声 - 田村ゆかり
- オイゲン
- 声 - 山路和弘
- ロゼッタ
- 声 - 田中理恵
プレイアブルキャラクター(開放)
[編集]初期段階では使用不可だが、イド以外はシナリオの進行具合によって手に入る「キャラクター開放チケット」をシェロカルテの万屋に渡す事で加入する。
- ランスロット
- 声 - 小野友樹
- ヴェイン
- 声 - 江口拓也
- パーシヴァル
- 声 - 逢坂良太
- ジークフリート
- 声 - 井上和彦
- シャルロッテ
- 声 - 名塚佳織
- ヨダルラーハ
- 声 - 千葉繁
- ナルメア
- 声 - M・A・O
- ゼタ
- 声 - 花澤香菜
- バザラガ
- 声 - 立木文彦
- フェリ
- 声 - 米澤円
- ガンダゴウザ
- 声 - 梁田清之[注釈 4]
- カリオストロ
- 声 - 丹下桜
- ※イド
- 声 - 津田健次郎
- グラン / ジータの前に立ちはだかるアヴィア教団に所属するヒューマン族の青年。本編クリア後にプレイアブルキャラとして追加。
プレイアブルキャラクター(アップデート追加)
[編集]アップデートにて追加されたキャラクター。加入条件は上記の開放キャラクターよりも厳しいが、有料DLCで無条件で加入させる事が可能。
サブキャラクター
[編集]- ルリア
- 声 - 東山奈央
- ビィ
- 声 - 釘宮理恵
- シェロカルテ
- 声 - 加藤英美里
- ※ローラン
- 声 - 神谷浩史
- 西の空にある「ゼーガ・グランデ空域」で何でも屋を営む青年で、ある理由からグラン / ジータの騎空団に同行する。その正体はリリスの野望を阻止するために行動している星の民で、本来の名はアストライオスだが、空の民を守りたいという思いからローランと名乗るようになった。
- ※イストリアス
- 声 - 榊原良子
- ローランの協力者であるエルーン族の女性。
- ※ザスバ
- 声 - 玄田哲章
- 情報屋としてローランに協力するドラフ族の男性。
エネミー
[編集]- ※ガランツァ
- 声 - 山寺宏一
- アヴィア教団に所属するドラフ族の男性で、アヴィア教団の精鋭「白狼兵団」の隊長。
- ※マギラフリラ
- 声 - 早見沙織
- アヴィア教団に所属するハーヴィン族の女性で、ハーヴィン族のみの集団「刃重衆(はがさねしゅう)」の長。
- ※リリス
- 声 - 桑島法子
- アヴィア教団の長である星の民の女性で、禁忌の大星晶獣「アンラ・マンユ」を復活させ、空の世界を滅ぼしてでも星の世界へのゲートを開こうと目論む。
- ルシファー
- 声 - 櫻井孝宏
- 2024年3月14日のアップデートにて超高難易度クエストのボスキャラクターとして登場。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “【2024/2/1更新】『グランブルーファンタジー リリンク』発売日や対応機種は?現時点の情報まとめ”. インサイド (2024年2月1日). 2024年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月13日閲覧。
- ^ a b “『グランブルーファンタジー リリンク』本日発売! 美しいファンタジー世界を旅する本格アクションRPG【特集第2回】”. PlayStation.Blog 日本語 (2024年2月1日). 2024年2月13日閲覧。
- ^ “『グランブルーファンタジー』「CygamesNEXT2016」にて アニメ新情報やアクションRPG「Project Re:Link」制作、 ゲームの今後の展開などを発表! | お知らせ | 株式会社Cygames(サイゲームス)”. www.cygames.co.jp (2016年8月22日). 2024年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月4日閲覧。
- ^ a b “【速報】『グラブル』初のアクションRPG『Project Re:Link』発表!(動画追加)【CygamesNEXT2016】 | ファミ通App【スマホゲーム情報サイト】”. ファミ通App. 2016年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月4日閲覧。
- ^ “【速報】Cygamesとプラチナゲームズのタッグ作品『グランブルーファンタジー』新作アクションRPGがPSVRでも発売検討 2018年発売予定【追記】 | gamebiz”. gamebiz【ゲームビズ】. 2024年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月4日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2018年12月15日). “【グラブルフェス2018】「GRANBLUE FANTASY PROJECT Re: LINK」、正式タイトル決定!アークシステムワークスとともに格闘ゲームの開発も決定”. GAME Watch. 2024年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月4日閲覧。
- ^ a b “Cygames、新作ACTRPG『GRANBLUE FANTASY Relink』を正式タイトルして発表 4人マルチプレイにも対応 | gamebiz”. gamebiz【ゲームビズ】. 2021年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月4日閲覧。
- ^ a b c Kashiwagi, Mizuki (2023年8月23日). “『グランブルーファンタジー リリンク』開発者インタビュー。7年以上の長期開発、執念の一作のこだわりポイントを訊いた”. AUTOMATON. 2023年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月13日閲覧。
- ^ “『GRANBLUE FANTASY Relink』開発契約の終了について”. プラチナゲームズ公式ブログ. 2019年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月13日閲覧。
- ^ “『グランブルーファンタジー Relink』プラチナゲームズとの開発契約が終了、今後はサイゲームス一社での開発体制に移行しプロジェクトは継続 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2019年2月5日). 2019年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月13日閲覧。
- ^ “『グラブル リリンク』発売時期が2022年に決定! PS5版の制作も発表 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2020年12月12日). 2020年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月4日閲覧。
- ^ “『グランブルーファンタジー リリンク』PS5/PS4に加え「Steam版」発売決定!ブラッシュアップされた「ティザー映像」公開”. インサイド (2021年12月13日). 2021年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月4日閲覧。
- ^ “『グラブル リリンク』2023年への発売延期が発表。グラフィック、シナリオなどは完成済み | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2022年6月10日). 2022年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月4日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2023年1月20日). “プレイアブルが7人も! 「グランブルーファンタジー リリンク」試遊版レポート 本作でも健在「チェインバースト」で強大な敵に挑むアクションを堪能”. GAME Watch. 2023年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月4日閲覧。
- ^ “『グラブル リリンク』発売日が2024年2月1日に決定。最新PVも公開【gamescom 2023】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2023年8月23日). 2023年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月4日閲覧。
- ^ a b 株式会社インプレス. “「グランブルーファンタジー リリンク」本日発売! ナルメアやカリオストロなど人気キャラと連携バトル”. GAME Watch. 2024年2月13日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “「グラブル」を原作とした待望のアクションRPG「GRANBLUE FANTASY: Relink」ついにリリース。原作のアニメやコミカライズを無料公開中”. 4Gamer.net. 2024年2月4日閲覧。
- ^ “Granblue Fantasy: Relink for PC reviews” (英語). Metacritic. 2024年2月2日閲覧。
- ^ “Granblue Fantasy: Relink for PlayStation 5 reviews” (英語). Metacritic. 2024年2月2日閲覧。
- ^ “Granblue Fantasy: Relink critic reviews” (英語). www.metacritic.com. 2024年2月4日閲覧。
- ^ Kawase, Ayuo (2024年2月13日). “『グランブルーファンタジー リリンク』、100万本セールス突破。全世界で広まる騎空士の新たな冒険譚”. AUTOMATON. 2024年2月13日閲覧。
- ^ granbluefantasyのツイート(1337734658180542465)