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第三頸椎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
骨: 第三頸椎
第三頸椎は頸椎の上から三番目の骨。赤色で示す。
名称
日本語 第三頸椎
英語 Third cervical vertebra
C3 vertebra
Cervical vertebra 3
略号 C3
画像
アナトモグラフィー 三次元CG
関連情報
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第三頸椎(だいさんけいつい、英語:Third cervical vertebra)は頸椎の上から三番目の骨。略してC3と書かれる。脊椎を構成する椎骨のひとつ。上には第二頸椎(軸椎)、下には第四頸椎がある。

解剖

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第三頸椎の中心に開いている大きい穴は椎孔と呼ばれる。椎孔の中は脊髄が通っている。第三頚神経と呼ばれる神経が、脊髄から分かれて第三頸椎のすぐ上から出ていく。

第三頸椎の前部左右に開いている二つの小さい穴は横突孔英語版と呼ばれる。横突孔の中は椎骨動脈と呼ばれる血管が通っている。

第三頸椎には以下の筋肉が付着している。

臨床

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生まれつき頸椎の内のいくつかの骨が癒合している人がいる。これは頸椎癒合症英語版と呼ばれる。頸椎癒合が見られることが多い部位として、第三頸椎と第二頸椎の間の癒合がある[1]

第三頸椎が亜脱臼(不完全脱臼)を起こすと、上肢痛みしびれの原因となりうる[2]

画像

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参考文献

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  1. ^ 礒部 憲二, 服部 奨, 早川 宏, 森脇 宣允, 新田 昭二, 河内山 正, 小田 裕胤 「当教室における頸椎先天性異常」 整形外科と災害外科 山口大学医学部整形外科学教室 Vol. 22 (1973) No. 4 doi:10.5035/nishiseisai.22.446 JOI:JST.Journalarchive/nishiseisai1951/22.446 オープンアクセス
  2. ^ 藤川勝正 「上肢のいたみとしびれのメカニズム」 整形外科と災害外科 Vol. 27 (1978) No. 3 doi:10.5035/nishiseisai.27.343 JOI:JST.Journalarchive/nishiseisai1951/27.343 オープンアクセス