洒水の滝
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洒水の滝 | |
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所在地 | 神奈川県足柄上郡山北町平山地内 |
位置 | 北緯35度21分8秒 東経139度3分42秒 / 北緯35.35222度 東経139.06167度座標: 北緯35度21分8秒 東経139度3分42秒 / 北緯35.35222度 東経139.06167度 |
落差 | 69 m |
滝幅 | -- m |
水系 | 酒匂川水系滝沢川 |
プロジェクト 地形 |
洒水の滝(しゃすいのたき)は、神奈川県足柄上郡山北町にある二級河川酒匂川水系滝沢川にある滝で、滝沢川とともに洒水の滝・滝沢川として1985年(昭和60年)名水百選[1]に選ばれるとともに、洒水の滝は日本の滝百選・「かながわの景勝50選」[2]・「かながわ未来遺産100」にも選定されている。「洒水」は身を清める水を意味する密教の語[3]。
概要
[編集]洒水の滝は三段で、一の滝は69m、二の滝は16m、三の滝は29mの落差。『新編相模国風土記稿』では、「蛇水の滝」と記されており、古来より相模国の最大の滝であった[4]。また、鎌倉時代初期の真言宗の僧文覚が百日間も滝に打たれる荒行を積んだ地としても知られ、付近には文覚が安置したといわれる洒水の滝不動尊を安置する「常実坊(穴不動)」がある。神奈川県道726号矢倉沢山北線から滝近くまで、滝沢川沿いに遊歩道が設けられている。
2004年(平成16年)に立て続けに落石が発生し、ベンチや遊歩道の階段などが損傷したため立ち入り禁止となっていた[3]。
全長118m、226段の遊歩道と地上40mの新たな観瀑台が整備され、2022年(令和4年)4月8日に一般開放を再開した[3]。
イベント
[編集]毎年7月の第4日曜日に「洒水の滝祭り」が開催され、水行、常実坊境内での火祭り、洒水太鼓の演奏が行われる。
アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ 洒水の滝・滝沢川 - 名水百選 - 環境省
- ^ 洒水の滝 - かながわの景勝50選
- ^ a b c “山北・洒水の滝、観瀑台が復活 落石で封鎖、18年ぶり”. 神奈川新聞 (2022年4月8日). 2022年4月10日閲覧。
- ^ 新編相模国風土記稿 平山村 蛇水ノ瀧.
参考文献
[編集]- 「苅野庄 平山村 蛇水ノ瀧」『大日本地誌大系』 第36巻新編相模国風土記稿1巻之21村里部足柄上郡巻之10、雄山閣、1932年8月。NDLJP:1179198/151。