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梁漁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
最上川上流に設置された梁
山形県白鷹町

梁漁(やなりょう)とは、の中に足場を組み、木や竹ですのこ状の台を作った(やな)という構造物を設置し、上流から泳いできたがかかるのを待つ漁法である。アイヌ語ではテㇱ (tes) と呼ばれる。

すのこは上流側に傾いて設置され、上流側では水中にあり、川下側では水上にある。川の水はすのこを通って流れるが、上流から泳いできた魚はすのこの上に打ち上げられる(強制陥穽)。観光やなでは、梁場に自由に出入りができ、打ち上げられた魚は自由に捕まえることができるが、真ん中にある生簀に入れ、持ち帰ることはできない。また、有料で捕まえた鮎を持ち帰ったり、料理してもらえる梁もある。秋に産卵のために川を下るアユなどには効果的な漁法である。

関連項目

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  • やな - 梁漁で捕れた魚を出す食事処