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新丸子駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新丸子駅
西口(2017年6月)
しんまるこ
Shin-maruko
日本医科大学武蔵小杉病院最寄駅[1]
地図
所在地 川崎市中原区新丸子町766番地
北緯35度34分50秒 東経139度39分43秒 / 北緯35.58056度 東経139.66194度 / 35.58056; 139.66194 (新丸子駅)座標: 北緯35度34分50秒 東経139度39分43秒 / 北緯35.58056度 東経139.66194度 / 35.58056; 139.66194 (新丸子駅)
所属事業者 東急電鉄
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
(東横線)[東急 1]18,494人/日
(目黒線)[東急 1]7,093人/日
(合計)25,587人/日
-2023年-
開業年月日 1926年大正15年)2月14日
乗入路線 2 路線
所属路線 東横線
駅番号 TY10
キロ程 10.3 km(渋谷起点)
TY09 多摩川 (1.3 km)
(0.5 km) 武蔵小杉 TY11
所属路線 目黒線
駅番号 MG10
キロ程 8.6 km(目黒起点)
MG09 多摩川 (1.3 km)
(0.5 km) 武蔵小杉 MG11
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新丸子駅(しんまるこえき)は、神奈川県川崎市中原区新丸子町にある、東急電鉄である。

当駅前後の複々線を利用して東横線の列車と目黒線の列車の2系統が乗り入れており、それぞれ別路線として案内されている。駅番号も個別に与えられており、東横線がTY10、目黒線がMG10である[2]

歴史

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駅名の由来

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駅設置当時の所在地は橘樹郡中原町大字上丸子であったが、目蒲線(現・東急多摩川線)丸子駅(現・沼部駅)との混同を避けるため「丸子」駅となったとされている。「丸子」の由来については、古来荘園制度の際にこの地に丸子荘があったからだという説がある。町名としての新丸子町・新丸子東が成立したのは、当駅開業後の1943年(昭和18年)のことである。

東急多摩川線下丸子駅との誤降車が多いため「当駅は新丸子駅です」の表示が改札内に見られる。

駅構造

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複々線区間上にある島式ホーム2面4線を有する高架駅[15]。外側2線を東横線、内側2線を目黒線が使用している。東横線・目黒線共に各駅停車のみの停車であるため、ホームの有効長は20m級車両8両分であるが、東横線側は非常時に10両編成の電車が停車できるように前後各1両分(計2両分)延長している。東横線・目黒線ホーム共にホームドアが装備されているが、東横線の非常用延長部は通常は柵で封鎖され、ホームドアも設置されていない。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 TY 東横線 下り 横浜元町・中華街新横浜二俣川方面[16]
2 MG 目黒線 日吉・新横浜・二俣川方面[17]
3 上り 目黒赤羽岩淵浦和美園西高島平方面[18]
4 TY 東横線 渋谷池袋川越市所沢方面[19]
  • 当駅では、東急新横浜線相鉄線との直通列車は目黒線ホームにのみ発着する(東横線の直通列車はすべて通過)。

発車メロディ

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2012年(平成24年)12月6日より、東横線ホームにおいて日本プロサッカーリーグ川崎フロンターレの応援歌「FRONTALERABBIT」を発車メロディとして導入している[20]

駅構内設備

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改札横にLAWSON + toksが出店するほか、改札外には新丸子東急ストアが出店している[15]

高架化工事

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かつては多摩川橋梁を渡った後、下り勾配で地上に下りて相対式ホームで2面2線構造の当駅があり、武蔵小杉駅に向かっても上り勾配となっていた[4]。1982年度より当駅前後の高架化工事に着手し、当駅を含む延長1,007 mを最大6.5 m、付近にある保線機械基地を約5.5 m扛上させることが決定された[4][21]。除去されるのは多摩川園(当時) - 新丸子間にあった3か所の踏切(多摩川園1号踏切 - 3号踏切)であった[4][21]。縦線形は、当駅前後で凹形になっていたものが、多摩川園(当時) - 武蔵小杉までほとんど平坦となる[4][21]1988年(昭和63年)に高架化工事が完成し、島式ホーム1面2線になった[22]

利用状況

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各線の2023年度の1日平均乗降人員は以下の通りである[東急 1]。接続する路線バスが少なく、徒歩圏内に速達列車停車する南隣の武蔵小杉駅がある(当駅から同駅が見え、両駅間は500 mしかない)ことから、利用者数は周辺の東横線の駅に比べて少ない。

  • 東横線 - 18,494人
  • 目黒線 - 7,093人

年度別1日平均乗降人員

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近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降人員[23]
年度 東急電鉄
東横線 目黒線
1日平均
乗降人員
増加率 1日平均
乗降人員
増加率
2002年(平成14年) 19,073 4,535
2003年(平成15年) 19,250 0.9% 4,577 0.9%
2004年(平成16年) 20,222 5.0% 4,593 0.3%
2005年(平成17年) 20,750 2.6% 4,671 1.7%
2006年(平成18年) 20,949 1.0% 4,949 6.0%
2007年(平成19年) 21,254 1.5% 5,311 7.3%
2008年(平成20年) 20,628 −2.9% 6,042 13.8 %
2009年(平成21年) 20,405 −1.1% 6,215 2.9 %
2010年(平成22年) 19,785 −3.0% 5,738 −7.7%
2011年(平成23年) 19,828 0.2% 5,731 −0.1%
2012年(平成24年) 20,190 1.8% 5,983 4.4%
2013年(平成25年) 20,373 0.9% 5,839 −2.4%
2014年(平成26年) 19,945 −2.1% 5,982 2.4%
2015年(平成27年) 20,131 0.9% 6,171 3.2%
2016年(平成28年) 20,248 0.6% 6,368 3.2%
2017年(平成29年) 20,626 1.9% 6,661 4.6%
2018年(平成30年) 20,755 0.6% 6,814 2.3%
2019年(令和元年) [東急 2]20,655 −1.6% [東急 2]6,884 1.0%
2020年(令和02年) [東急 3]16,004 −22.5% [東急 3]5,248 −23.8%
2021年(令和03年) [東急 4]17,115 6.9% [東急 4]5,746 9.5%
2022年(令和04年) [東急 5]18,532 8.3% [東急 5]6,395 11.3%
2023年(令和05年) [東急 1]18,494 −0.2% [東急 1]7,093 10.9%

年度別1日平均乗車人員

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近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。

  • 1日平均乗車人員は神奈川県県勢要覧を参照(目黒線の乗車人員を含む)。
年度別1日平均乗車人員[24][25]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1995年(平成07年) 12,235 [* 1]
1998年(平成10年) 12,010 [* 2]
1999年(平成11年) 11,936 [* 3]
2000年(平成12年) 12,103 [* 3]
2001年(平成13年) 12,096 [* 4]
2002年(平成14年) 11,890 [* 5]
2003年(平成15年) 11,929 [* 6]
2004年(平成16年) 12,456 [* 7]
2005年(平成17年) 12,737 [* 8]
2006年(平成18年) 12,963 [* 9]
2007年(平成19年) 13,362 [* 10]
2008年(平成20年) 13,381 [* 11]
2009年(平成21年) 13,336 [* 12]
2010年(平成22年) 12,761 [* 13]
2011年(平成23年) 12,760 [* 14]
2012年(平成24年) 13,036 [* 15]
2013年(平成25年) 13,085 [* 16]
2014年(平成26年) 12,920 [* 17]
2015年(平成27年) 13,106 [* 18]
2016年(平成28年) 13,246 [* 19]

駅周辺

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商店街が駅の西口(医大モール・ウィズモールなど)・東口(新丸子東栄会など)ともに立地する。

新丸子はかつて色町として栄え、太平洋戦争後も長く東口駅前の料亭通りに三業地があった。その名残りで線路沿いにラブホテルが数軒立地する。

なお等々力陸上競技場が近いため、試合時は多くの客が利用する。

バス路線

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  • 新丸子駅西口川崎市バス東急バス
    • <川74> 川崎駅ラゾーナ広場・川崎駅(東口)(市バス)
    • <溝03> 小杉駅前(東急)
      • ともに片側のみの停車。

隣の駅

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東急電鉄
TY 東横線
特急・通勤特急・急行
通過
各駅停車
多摩川駅 (TY09) - 新丸子駅 (TY10) - 武蔵小杉駅 (TY11)
MG 目黒線
急行
通過
各駅停車
多摩川駅 (MG09) - 新丸子駅 (MG10) - 武蔵小杉駅 (MG11)

脚注

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出典

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  1. ^ 日本医科大学 武蔵小杉病院|地図・交通案内”. 日本医科大学. 2022年3月23日閲覧。
  2. ^ 新丸子駅(各駅情報)|東急電鉄”. 東急電鉄. 2023年3月26日閲覧。
  3. ^ a b c 東急の駅、p.53。
  4. ^ a b c d e 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1985年1月臨時増刊号「特集:東京急行電鉄」pp.50 - 51。
  5. ^ 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1985年11月号「トピック・フォト」p.91。
  6. ^ 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1986年12月号「トピック・フォト」p.91。
  7. ^ 鉄道友の会『RAILFAN』No.498「1993年度東急総決算」(東急支部等東急部会)p.15。
  8. ^ 交友社鉄道ファン』1998年1月号 通巻441号 p.115
  9. ^ 鉄道友の会『RAILFAN』No.548「1997年度東急総決算」(東急支部等東急部会)p.22。
  10. ^ 鉄道友の会『RAILFAN』No.561「1998年度東急総決算」(東急支部等東急部会)p.9。
  11. ^ 東横線複々線化工事に伴う新丸子~武蔵小杉間線増工事で下り線が本設線に切替 両駅で平成11年5月15日から下り線が新設ホームに切り替わります(東急電鉄ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2004年時点の版)。
  12. ^ 鉄道友の会『RAILFAN』No.574「1999年度東急総決算」(東急支部等東急部会)p.13。
  13. ^ 東横線複々線化事業新丸子 - 武蔵小杉間線増工事 - 東急線の取り組み(インターネットアーカイブ)。
  14. ^ 東急電車研究会「2015年度 東急総決算」『RAILFAN』第748号、鉄道友の会、2016年12月1日、26頁。 
  15. ^ a b 新丸子駅|駅構内図”. 東京急行電鉄. 2015年1月13日閲覧。
  16. ^ 東横線標準時刻表 新丸子駅 横浜 元町・中華街 新横浜方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  17. ^ 目黒線標準時刻表 新丸子駅 日吉・新横浜方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  18. ^ 目黒線標準時刻表 新丸子駅 目黒方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  19. ^ 東横線標準時刻表 新丸子駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  20. ^ 12月6日(木)から、川崎フロンターレの応援歌が東横線武蔵小杉駅・新丸子駅の発車ベルメロディに!』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄・川崎フロンターレ、2012年11月28日http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/pdf/121128-3.pdf2012年11月28日閲覧 
  21. ^ a b c 第5章第3節第1項立体交差化の進展に伴う安全性の向上(東急100年史・インターネットアーカイブ)。
  22. ^ 東急線の取り組み「新丸子⇔武蔵小杉間線増工事」 Archived 2008年3月24日, at the Wayback Machine. - 東京急行電鉄
  23. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  24. ^ 神奈川県県勢要覧
  25. ^ 川崎市統計書 - 川崎市
東急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c d e 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
  2. ^ a b 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  3. ^ a b 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  4. ^ a b 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  5. ^ a b 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
神奈川県県勢要覧

参考文献

[編集]
  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669 

関連項目

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外部リンク

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