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文部大臣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の旗 日本
文部卿/文部大臣
もんぶきょう/もんぶだいじん
Minister of Education, Science, Sports and Culture
担当機関文部省
任命天皇大日本帝国憲法下)
内閣総理大臣日本国憲法下)
根拠法令大日本帝国憲法(1947年以前)
日本国憲法(1947年以降)
創設明治4年7月28日
1871年9月12日
初代文部卿:大木喬任
文部大臣:森有礼
最後文部卿:大木喬任
文部大臣:町村信孝
廃止2001年平成13年)1月6日
継承文部科学大臣

文部大臣(もんぶだいじん、: Minister of Education, Science, Sports and Culture)は、かつて日本文部省の長および主任の大臣であった国務大臣である。日本語略称は文相(ぶんしょう)。

前身は文部卿(もんぶきょう)、後身は文部科学大臣

一覧表の凡例は、脚注[1][2][3] を参照のこと。

歴代文部卿

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代数 氏名 肖像 在任期間 出身母体等
1 大木喬任 1871年9月12日明治4年7月28日
- 1873年(明治6年)4月19日
肥前藩
2 木戸孝允 1874年(明治7年)1月25日
- 1874年(明治7年)5月13日
長州藩
田中不二麿 木戸の辞任から西郷の着任まで、文部大輔の田中が文部卿の職務を代行[4] 尾張藩
3 西郷従道 1878年(明治11年)5月24日
- 1878年(明治11年)12月24日
薩摩藩
4 寺島宗則 1879年(明治12年)9月10日
- 1880年(明治13年)2月28日
5 河野敏鎌 1880年(明治13年)2月28日
- 1881年(明治14年)4月7日
土佐藩
6 福岡孝弟 1881年(明治14年)4月7日
- 1883年(明治16年)12月12日
7 大木喬任 1883年(明治16年)12月12日
- 1885年(明治18年)12月22日
肥前藩

歴代文部大臣

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大日本帝国憲法下

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文部大臣(文部省官制(明治19年2月27日勅令第2号))
代数 氏名 肖像 内閣 就任年月日 出身母体等
1 森有礼 第1次伊藤内閣 1885年(明治18年)12月22日 薩摩藩
黒田内閣 1888年(明治21年)4月30日
- 大山巌
(臨時兼任)
1889年(明治22年)2月16日[5]
2 榎本武揚 1889年(明治22年)3月22日 幕臣
第1次山縣内閣 1889年(明治22年)12月24日
3 芳川顕正 1890年(明治23年)5月17日 徳島藩
第1次松方内閣 1891年(明治24年)5月6日
4 大木喬任 1891年(明治24年)6月1日 肥前藩
5 河野敏鎌 第2次伊藤内閣 1892年(明治25年)8月8日 土佐藩
6 井上毅 1893年(明治26年)3月7日 肥前藩
- 芳川顕正
(臨時兼任)
1894年(明治27年)8月29日 徳島藩
7 西園寺公望 1894年(明治27年)10月3日 公家
第2次松方内閣 1896年(明治29年)9月18日
8 蜂須賀茂韶 1896年(明治29年)9月28日 徳島藩
9 浜尾新 1897年(明治30年)11月6日 豊岡藩
10 西園寺公望 第3次伊藤内閣 1898年(明治31年)1月12日 公家
11 外山正一 1898年(明治31年)4月30日 幕臣
12 尾崎行雄 第1次大隈内閣 1898年(明治31年)6月30日 憲政党
13 犬養毅 1898年(明治31年)10月27日
14 樺山資紀 第2次山縣内閣 1898年(明治31年)11月8日 海軍
15 松田正久 第4次伊藤内閣 1900年(明治33年)10月19日 立憲政友会
16 菊池大麓 第1次桂内閣 1901年(明治34年)6月2日 貴族院
17 児玉源太郎
(兼任)
1903年(明治36年)7月17日 陸軍
18 久保田譲 1903年(明治36年)9月22日 貴族院
19 桂太郎
(兼任)
1905年(明治38年)12月14日 陸軍
- 西園寺公望
(臨時兼任)
第1次西園寺内閣 1906年(明治39年)1月7日 立憲政友会
20 牧野伸顕 1906年(明治39年)3月27日 外務官僚
21 小松原英太郎 第2次桂内閣 1908年(明治41年)7月14日 貴族院
22 長谷場純孝 第2次西園寺内閣 1911年(明治44年)8月30日 立憲政友会
- 牧野伸顕
(臨時兼任)
1912年大正元年)11月9日 外務官僚
23 柴田家門 第3次桂内閣 1912年(大正元年)12月21日 貴族院
24 奥田義人 第1次山本内閣 1913年(大正2年)2月20日 立憲政友会
25 大岡育造 1914年(大正3年)3月6日 貴族院
26 一木喜徳郎 第2次大隈内閣 1914年(大正3年)4月16日
27 高田早苗 1915年(大正4年)8月10日
28 岡田良平 寺内内閣 1916年(大正5年)10月9日
29 中橋徳五郎 原内閣 1918年(大正7年)9月29日 立憲政友会
高橋内閣 1921年(大正10年)11月13日
30 鎌田栄吉 加藤友三郎内閣 1922年(大正11年)6月12日 貴族院立憲政友会
31 犬養毅
(兼任)
第2次山本内閣 1923年(大正12年)9月2日 革新倶楽部
32 岡野敬次郎
(兼任)
1923年(大正12年)9月6日 貴族院立憲政友会
33 江木千之 清浦内閣 1924年(大正13年)1月7日 貴族院
34 岡田良平 加藤高明内閣 1924年(大正13年)6月11日 貴族院
第1次若槻内閣 1926年(大正15年)1月30日
35 三土忠造 田中義一内閣 1927年昭和2年)4月20日 立憲政友会
36 水野錬太郎 1927年(昭和2年)6月2日
37 勝田主計 1928年(昭和3年)5月25日 貴族院
38 小橋一太 濱口内閣 1929年(昭和4年)7月2日 立憲民政党
39 田中隆三 1929年(昭和4年)11月29日
第2次若槻内閣 1931年(昭和6年)4月14日
40 鳩山一郎 犬養内閣
1931年(昭和6年)12月13日 立憲政友会
齋藤内閣 1932年(昭和7年)5月26日
41 斎藤実
(兼任)
1933年(昭和8年)3月3日 海軍
42 松田源治 岡田内閣 1934年(昭和9年)7月8日 立憲民政党
43 川崎卓吉 1936年(昭和11年)2月2日
44 潮恵之輔
(兼任)
廣田内閣 1936年(昭和11年)3月9日 貴族院
45 平生釟三郎 1936年(昭和11年)3月25日
46 林銑十郎
(兼任)
林内閣 1937年(昭和12年)2月2日 陸軍
47 安井英二 第1次近衛内閣 1937年(昭和12年)6月4日 内務官僚
48 木戸幸一 1937年(昭和12年)10月22日 貴族院
49 荒木貞夫 1938年(昭和13年)5月26日 陸軍
平沼内閣 1939年(昭和14年)1月5日
50 河原田稼吉 阿部内閣 1939年(昭和14年)8月30日 貴族院
51 松浦鎮次郎 米内内閣 1940年(昭和15年)1月16日 文部官僚
52 橋田邦彦 第2次近衛内閣 1940年(昭和15年)7月22日 東大教授
第3次近衛内閣 1941年(昭和16年)7月18日
東條内閣 1941年(昭和16年)10月18日
53 東條英機
(兼任)
1943年(昭和18年)4月20日 陸軍
54 岡部長景 1943年(昭和18年)4月23日 貴族院
55 二宮治重 小磯内閣 1944年(昭和19年)7月22日 陸軍
56 児玉秀雄 1945年(昭和20年)2月10日 貴族院
57 太田耕造 鈴木貫太郎内閣 1945年(昭和20年)4月7日
58 松村謙三
(兼任)
東久邇宮内閣 1945年(昭和20年)8月17日 大日本政治会
59 前田多門 1945年(昭和20年)8月18日 貴族院
幣原内閣 1945年(昭和20年)10月9日
60 安倍能成 1946年(昭和21年)1月13日
61 田中耕太郎 第1次吉田内閣 1946年(昭和21年)5月22日 民間人

日本国憲法下

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代数 氏名 肖像 内閣 就任年月日 出身母体等
62 高橋誠一郎 第1次吉田内閣 1947年(昭和22年)1月31日 民間人
- 片山哲
(臨時代理)
片山内閣 1947年(昭和22年)5月24日 日本社会党
63 森戸辰男 1947年(昭和22年)6月1日
64 芦田内閣 1948年(昭和23年)3月10日
- 吉田茂
(臨時代理)
第2次吉田内閣 1948年(昭和23年)10月15日 民主自由党
65 下条康麿 1948年(昭和23年)10月19日 参議院緑風会
66 高瀬荘太郎 第3次吉田内閣 1949年(昭和24年)2月16日 参議院緑風会
67 天野貞祐 1950年(昭和25年)5月6日 民間人
第3次吉田第1次改造内閣 1950年(昭和25年)6月28日
第3次吉田第2次改造内閣 1951年(昭和26年)7月4日
第3次吉田第3次改造内閣 1951年(昭和26年)12月26日
68 岡野清豪 1952年(昭和27年)8月12日 自由党
69 第4次吉田内閣 1952年(昭和27年)10月30日
70 大達茂雄 第5次吉田内閣 1953年(昭和28年)5月21日 参議院自由党
71 安藤正純 第1次鳩山内閣 1954年(昭和29年)12月10日 日本民主党
72 松村謙三 第2次鳩山内閣 1955年(昭和30年)3月19日
73 清瀬一郎 第3次鳩山内閣 1955年(昭和30年)11月22日 自由民主党
- 石橋湛山
(臨時代理)
石橋内閣 1956年(昭和31年)12月23日
74 灘尾弘吉 1956年(昭和31年)12月23日
75 第1次岸内閣 1957年(昭和32年)2月25日
76 松永東 第1次岸改造内閣 1957年(昭和32年)7月10日
77 灘尾弘吉 第2次岸内閣 1958年(昭和33年)6月12日
78 橋本龍伍 1958年(昭和33年)12月31日
79 松田竹千代 第2次岸改造内閣 1959年(昭和34年)6月18日
80 荒木萬壽夫 第1次池田内閣 1960年(昭和35年)7月19日
81 第2次池田内閣 1960年(昭和35年)12月8日
第2次池田第1次改造内閣 1961年(昭和36年)7月18日
第2次池田第2次改造内閣 1962年(昭和37年)7月18日
82 灘尾弘吉 第2次池田第3次改造内閣 1963年(昭和38年)7月18日
83 第3次池田内閣 1963年(昭和38年)12月9日
84 愛知揆一 第3次池田改造内閣 1964年(昭和39年)7月18日
85 第1次佐藤内閣 1964年(昭和39年)11月9日
86 中村梅吉 第1次佐藤第1次改造内閣 1965年(昭和40年)6月3日
87 有田喜一 第1次佐藤第2次改造内閣 1966年(昭和41年)8月1日
88 剱木亨弘 第1次佐藤第3次改造内閣 1966年(昭和41年)12月3日 参議院自由民主党
89 第2次佐藤内閣 1967年(昭和42年)2月17日
90 灘尾弘吉 第2次佐藤第1次改造内閣 1967年(昭和42年)11月25日 自由民主党
91 坂田道太 第2次佐藤第2次改造内閣 1968年(昭和43年)11月30日
92 第3次佐藤内閣 1970年(昭和45年)1月14日
93 高見三郎 第3次佐藤改造内閣 1971年(昭和46年)7月5日
94 稲葉修 第1次田中角栄内閣 1972年(昭和47年)7月7日
95 奥野誠亮 第2次田中角栄内閣 1972年(昭和47年)12月22日
第2次田中角栄第1次改造内閣
96 三原朝雄 第2次田中角栄第2次改造内閣 1974年(昭和49年)11月11日
97 永井道雄 三木内閣 1974年(昭和49年)12月9日 民間人
三木改造内閣
98 海部俊樹 福田赳夫内閣 1976年(昭和51年)12月24日 自由民主党
99 砂田重民 福田赳夫改造内閣 1977年(昭和52年)11月28日
100 内藤誉三郎 第1次大平内閣 1978年(昭和53年)12月7日 参議院自由民主党
- 大平正芳
(臨時代理)
第2次大平内閣 1979年(昭和54年)11月9日 自由民主党
101 谷垣専一 1979年(昭和54年)11月20日 自由民主党
102 田中龍夫 鈴木善幸内閣 1980年(昭和55年)7月17日
103 小川平二 鈴木善幸改造内閣 1981年(昭和56年)11月30日
104 瀬戸山三男 第1次中曽根内閣 1982年(昭和57年)11月27日
105 森喜朗 第2次中曽根内閣 1983年(昭和58年)12月27日
106 松永光 第2次中曽根第1次改造内閣 1984年(昭和59年)11月1日
107 海部俊樹 第2次中曽根第2次改造内閣 1985年(昭和60年)12月28日
108 藤尾正行 第3次中曽根内閣 1986年(昭和61年)7月22日
109 塩川正十郎 1986年(昭和61年)9月9日
110 中島源太郎 竹下内閣 1987年(昭和62年)11月6日
111 西岡武夫 竹下改造内閣 1988年(昭和63年)12月27日
112 宇野内閣 1989年平成元年)6月3日
113 石橋一弥 第1次海部内閣 1989年(平成元年)8月10日
114 保利耕輔 第2次海部内閣 1990年(平成2年)2月28日
115 井上裕 第2次海部改造内閣 1990年(平成2年)12月29日 参議院自由民主党
116 鳩山邦夫 宮澤内閣 1991年(平成3年)11月5日 自由民主党
117 森山真弓 宮澤改造内閣 1992年(平成4年)12月12日
118 赤松良子 細川内閣 1993年(平成5年)8月9日 民間人
- 羽田孜
(臨時代理)
羽田内閣 1994年(平成6年)4月28日 新生党
119 赤松良子 1994年(平成6年)4月28日 民間人
120 与謝野馨 村山内閣 1994年(平成6年)6月30日 自由民主党
121 島村宣伸 村山改造内閣 1995年(平成7年)8月8日
122 奥田幹生 第1次橋本内閣 1996年(平成8年)1月11日
123 小杉隆 第2次橋本内閣 1996年(平成8年)11月7日
124 町村信孝 第2次橋本改造内閣 1997年(平成9年)9月11日
125 有馬朗人 小渕内閣 1998年(平成10年)7月30日 参議院自由民主党
小渕第1次改造内閣 1999年(平成11年)1月14日
126 中曽根弘文 小渕第2次改造内閣 1999年(平成11年)10月5日
127 第1次森内閣 2000年(平成12年)4月5日
128 大島理森 第2次森内閣 2000年(平成12年)7月4日 自由民主党
129 町村信孝 第2次森改造内閣 2000年(平成12年)12月5日

太文字は内閣総理大臣経験者

脚注

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  1. ^ 辞令のある留任は個別の代として記載し、辞令のない留任は記載しない。
  2. ^ 臨時代理は、大臣空位の場合のみ記載し、海外出張時等の一時不在代理は記載しない。
  3. ^ 代数は、臨時兼任・臨時代理を数えず、兼任・兼務は数える。日本国憲法施行前は任命によって1代と数え、施行後は組閣ごとに1代と数える。ただし、内閣改造を経て留任する場合は1代と数えない。なお、文部科学省のサイト とは数え方が異なる。
  4. ^ 田中の文部大輔在任期間は、1874年9月27日 - 1880年3月15日。
  5. ^ 『官報』第1688号、明治22年2月18日。

関連項目

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外部リンク

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