拓北駅
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拓北駅 | |
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北口駅舎(2018年10月) | |
たくほく Takuhoku | |
◄G08 篠路 (2.0 km) (1.4 km) あいの里教育大 G10► | |
所在地 | 札幌市北区拓北6条3丁目9番1号 |
駅番号 | ○G09 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■札沼線(学園都市線) |
キロ程 | 12.2 km(桑園起点) |
電報略号 | タク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
[* 1]1,987人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1967年(昭和42年)12月15日[新聞 1] |
備考 |
拓北駅(たくほくえき)は、北海道札幌市北区拓北6条3丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅である。駅番号はG09。電報略号はタク。事務管理コードは▲130218[2]。
歴史
[編集]駅周辺は、泥炭地が多い篠路の中でも農業開発が難しかった地域であったが、1963年(昭和38年)に北海道勤労者住宅生活協同組合(住宅生協)が「ひまわり団地」を造成したことで、一気に宅地化が進展し500戸近くが居住することとなり、団地から札幌都心へ向かうにはバスを使うか、既設の篠路駅までの徒歩を余儀なくされていた[3]。
これを受けて住宅生協では、団地のための新駅設置一切の費用を負担する意思を示し、1966年(昭和41年)に札幌市議会議長名で運輸大臣・国鉄総裁宛てに設置の請願が行われ[3]、1年後の1967年(昭和42年)に当駅(当初の名称は東篠路駅)が設置された。
年表
[編集]- 1967年(昭和42年)12月15日:日本国有鉄道(国鉄)札沼線の東篠路駅(ひがししのろえき)として開業[4][新聞 1]。旅客のみ取扱う業務委託駅で、当初は単式ホーム1面1線だった。
- 1984年(昭和59年)4月1日:同日付で桑園駅駅長の管理下に置かれる[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR北海道の駅となる[6]。
- 1991年(平成3年)3月16日:札沼線に「学園都市線」の愛称を設定[報道 1][報道 2][7]。
- 1995年(平成7年)3月16日:拓北駅(たくほくえき)に改称[4][6]。駅構内の複線化に伴い、上り線および1番ホームが増設され2面2線になり、跨線橋も設置されるが、複線化完了までの間は2番ホームの使用は停止された。駅舎改装。
- 1997年(平成9年)3月22日:札沼線(学園都市線)のうち、当駅を含む篠路駅 - あいの里教育大駅間が複線化[報道 2][7]。当駅から北側は上り線を増設。
- 1998年(平成10年)12月31日:自動改札機を設置し、供用開始[8]。
- 2000年(平成12年):札沼線(学園都市線)のうち、当駅を含む桑園駅 - 石狩月形駅間に自動進路制御装置 (PRC) を導入[9]。
- 2006年(平成18年)1月:自動列車案内装置導入。方向別の案内用液晶ディスプレイを設置。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅番号設定(G09)[報道 3]。
- 2008年(平成20年)10月25日:ICカード「Kitaca」使用開始[報道 4]。
- 2012年(平成24年)6月1日:札沼線(学園都市線)のうち、当駅を含む桑園駅 - 北海道医療大学駅間が電化(交流20,000V・50Hz)[報道 5][報道 6]。
- 2017年(平成29年)
-
南口駅舎(移転前)
(2012年10月) -
旧改札口(南口駅舎移転前)
(2017年3月)
駅名の由来
[編集]→「拓北」も参照
もともと篠路駅の東に新設したことから「東篠路」と命名されたが[4]、「住民の要望により[4]」以前から字名として用いられていた「拓北」に改めた。
駅構造
[編集]桑園駅管理の業務委託駅(北海道ジェイ・アール・サービスネットが受託)で、北口にはみどりの窓口、自動券売機、話せる券売機[1]、自動改札機(Kitaca、磁気券ともに対応)が設置されている。南口は無人であり、簡易自動券売機、簡易自動改札機(Kitaca、磁気券ともに対応)が設置されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■札沼線(学園都市線) | 上り | 桑園・札幌方面 |
2 | 下り | 当別・北海道医療大学方面 |
(出典:JR北海道:駅の情報検索)
-
拓北駅の南側
(2004年10月) -
南口全体(2018年10月)
-
北口改札(2017年5月)
-
南口改札(2018年1月)
-
南口待合室(2017年5月)
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ホーム(2017年5月)
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跨線橋(2018年1月)
-
駅名標(2018年10月)
利用状況
[編集]2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は1,987人である[* 1]。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1970年(昭和45年) | 720 | [* 2] |
1975年(昭和50年) | 1,186 | |
1980年(昭和55年) | 1,135 | |
1985年(昭和60年) | 1,231 | |
1990年(平成 | 2年)1,778 | |
1995年(平成 | 7年)2,088 | |
2000年(平成12年) | 1,948 | |
2001年(平成13年) | 1,940 | [* 3] |
2002年(平成14年) | 2,022 | [* 4] |
2003年(平成15年) | 2,109 | |
2004年(平成16年) | 2,131 | [* 2] |
2005年(平成17年) | 2,191 | |
2006年(平成18年) | 2,218 | |
2007年(平成19年) | 2,276 | |
2008年(平成20年) | 2,276 | |
2009年(平成21年) | 2,224 | |
2010年(平成22年) | 2,267 | |
2011年(平成23年) | 2,305 | |
2012年(平成24年) | 2,318 | |
2013年(平成25年) | 2,396 | |
2014年(平成26年) | 2,418 | |
2015年(平成27年) | 2,429 | |
2016年(平成28年) | 2,505 | |
2017年(平成29年) | 2,565 | |
2018年(平成30年) | 2,571 | |
2019年(令和元年) | 2,553 | [* 5] |
2020年(令和 | 2年)1,995 | [* 6] |
2021年(令和 | 3年)1,918 | [* 7] |
2022年(令和 | 4年)1,987 | [* 1] |
駅周辺
[編集]駅前商店街は形成されていない。周辺一帯は住宅地だが、500メートル余りで畑や牧場が現れる。東と南西には隣の駅まで住宅が連なる。
- 札幌拓北郵便局
- 北陸銀行麻生支店東篠路出張所
- 北海道札幌英藍高等学校
- 札幌市立篠路中学校
- 札幌市立拓北小学校
- 札幌三育小学校
- 北海道拓北養護学校
- 北海道中央バス(石狩営業所)「ひまわり団地」停留所[10]
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2021年3月5日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道旅客局 編『日本国有鉄道 停車場一覧』日本国有鉄道、1985年9月20日、187頁。doi:10.11501/12065988。ISBN 4-533-00503-9 。
- ^ a b 渡辺網瑳久 編「札沼線篠路駅・釜谷臼駅間に新駅設置要請に関する意見書」『札幌市議会小史 第11期 (昭和38年5月~昭和42年5月)』札幌市議会、1967年5月1日、299-300頁。doi:10.11501/3452508 。
- ^ a b c d 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 88. ISBN 4-89391-549-5
- ^ 新琴似百年史編纂委員会 編『新琴似百年史』新琴似開基百年記念協賛会、1986年、658-661頁。doi:10.11501/9571752 。2023年3月24日閲覧。
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、25頁。
- ^ a b 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ 『JRガゼット』2009年10月号、交通新聞社
- ^ “ひまわり団地 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月19日閲覧。
- 札幌の都市交通データ
- ^ a b c “札幌の都市交通データブック2023” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 43. 2024年6月18日閲覧。
- ^ a b “札幌の都市交通データブック2019” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 46・47. 2020年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月28日閲覧。
- ^ “札札幌の都市交通データ” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 44. 2016年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月26日閲覧。
- ^ “札幌の都市交通データブック2017” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 44. 2018年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月26日閲覧。
- ^ “札幌の都市交通データブック2020” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 47. 2022年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月26日閲覧。
- ^ “札幌の都市交通データブック2021” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 47. 2022年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月26日閲覧。
- ^ “札幌の都市交通データブック2022” (PDF). 札幌の都市交通データ. 札幌市. p. 43. 2023年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月5日閲覧。
報道発表資料
[編集]- ^ 『札沼線(学園都市線)の電化について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2009年9月9日 。2009年9月14日閲覧。
- ^ a b 『札沼線(学園都市線)の電化開業時期について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2011年10月13日 。2011年10月17日閲覧。
- ^ 『駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日 。2014年9月6日閲覧。
- ^ 『Kitacaサービス開始日決定について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2008年9月10日 。2015年1月10日閲覧。
- ^ 『学園都市線電化開業に伴う電車の投入(第一次)について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2012年3月14日 。2014年7月21日閲覧。
- ^ 『平成24年10月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2012年8月3日 。2012年8月17日閲覧。
新聞記事
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 拓北|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company