初石駅
初石駅 | |
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駅舎と駅前広場(2014年8月) ※左奥は東武ストア初石マイン | |
はついし Hatsuishi | |
◄TD 20 江戸川台 (1.7 km) (1.6 km) 流山おおたかの森 TD 22► | |
所在地 | 千葉県流山市西初石三丁目100 |
駅番号 | TD21 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 |
■野田線 (東武アーバンパークライン) |
キロ程 | 36.8 km(大宮起点) |
電報略号 | ハツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東武 1]18,431人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)5月9日[1] |
初石駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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初石駅(はついしえき)は、千葉県流山市西初石三丁目にある、東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)の駅である。駅番号はTD 21。
歴史
[編集]- 1911年(明治44年)5月9日:千葉県営軽便鉄道の初石駅[1]。として千葉県東葛飾郡八木村大字初石新田字中ノ割100[2][3]に開設。
- 1923年(大正12年)8月1日:千葉県営鉄道野田線を北総鉄道へ譲渡[4][5]。
- 1929年(昭和4年)11月22日:北総鉄道が総武鉄道へ社名変更[6][7]。
- 1944年(昭和19年)3月1日:陸上交通事業調整法に基づき、東武鉄道が総武鉄道を吸収合併、同社野田線の駅となる[6]。
- 2005年(平成17年)3月7日:オストメイト対応器具を備えた多機能トイレ新設。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)1月:エレベーター・スロープ新設。
- 2020年(令和2年)3月1日:発車標使用開始。
駅名の由来
[編集]江戸時代に新しく開墾された農村地帯(新田)であったために、この辺一帯は「青田新田」「初石新田」と呼ばれていた。そこから「新田」をとって「初石」と命名された[8]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。駅舎は大宮方面ホーム側にあり、柏方面ホームとは跨線橋により連絡している。跨線橋にはエレベーターが併設されており、のりばのドアの色は1番線が赤、2番線が青である。かつては柏方面ホームに3番線があったが、後に撤去され、架線復旧用資材置場として使われていた。
駅出入口柏寄りにスロープが設置されている。
トイレは大宮方面ホーム側にあり、オストメイト対応器具を備えた多機能トイレを併設する。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先[9] |
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1 | 東武アーバンパークライン | 上り | 大宮方面 |
2 | 下り | 柏方面 |
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改札口(2012年4月)
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駅ホーム(2013年5月)
橋上駅舎化
[編集]流山市によって、橋上駅舎化・自由通路新設が事業化されている。現駅舎の改札口は西側にしかないが、2018年(平成30年)6月には東口開設について1万2千件を超える署名を住民側から市が受領、市が同月中に東武鉄道に要望書を提出した。翌年より市は、本事業に対する基金を設立し市や住民が積み立てるなどしていた。市と東武鉄道による幾度かの意見交換の後、2023年(令和5年)7月20日に、「橋上化及び自由通路整備に関する施行協定」を締結し、事業化に至った[10]。 市によれば、現駅舎より南側に自由通路の跨線橋を構築、その北側に駅舎、そしてホームへの階段が設置される。改札内外にエレベーターが新設され、新設される東口には防災拠点として防災倉庫やマンホールトイレが新設される予定である[11]。
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は18,431人である[東武 1]。2005年8月24日に、当駅 - 豊四季駅間において流山おおたかの森駅が開業し、その後流山市が運営するコミュニティバスである流山ぐりーんバスが流山おおたかの森駅へ乗入れた影響で[12]、近年は減少傾向が続いている。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 [13][東武 2] |
1日平均 乗車人員 [14] |
出典 |
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1999年(平成11年) | 11,533 | ||
2000年(平成12年) | 11,448 | ||
2001年(平成13年) | 22,840 | 11,312 | |
2002年(平成14年) | 22,413 | 11,103 | |
2003年(平成15年) | 22,094 | 10,936 | |
2004年(平成16年) | 21,766 | 10,776 | |
2005年(平成17年) | 20,681 | 10,221 | |
2006年(平成18年) | 19,816 | 9,641 | |
2007年(平成19年) | 19,268 | 9,319 | |
2008年(平成20年) | 18,924 | 9,188 | |
2009年(平成21年) | 18,580 | 9,054 | |
2010年(平成22年) | 18,425 | 8,999 | |
2011年(平成23年) | 17,507 | 8,696 | |
2012年(平成24年) | 17,507 | 8,693 | |
2013年(平成25年) | 17,673 | 8,782 | |
2014年(平成26年) | 17,440 | 8,668 | |
2015年(平成27年) | 18,019 | 8,952 | |
2016年(平成28年) | 18,527 | 9,229 | |
2017年(平成29年) | 18,741 | 9,333 | |
2018年(平成30年) | 18,653 | 9,302 | |
2019年(令和元年) | 18,609 | ||
2020年(令和 2年) | 15,250 | ||
2021年(令和 3年) | 16,438 | 8,218 | [東武 3] |
2022年(令和 4年) | 17,628 | 8,813 | [東武 4] |
2023年(令和 | 5年)18,431 | 9,215 | [東武 1] |
駅周辺
[編集]駅北側を千葉県道47号守谷流山線、西側に常磐自動車道(流山IC)が走る。
西側
[編集]- 流山市西初石・若葉台方面
- 流山市初石公民館
- 流山市立中央図書館 初石分館
- 流山市保健センター
- 流山市休日診療所
- 千葉県立流山おおたかの森高等学校
- 流山市立西初石中学校
- 流山市立西初石小学校
- 流山西初石郵便局
- 流山郵便局(ゆうちょ銀行流山店併設)
- 千葉銀行 初石支店
- 東武ストア 初石マイン
- ベルク 流山おおたかの森店
- 生活クラブ生協デポー おおたかの森
- マツモトキヨシ 初石店
- ウエルシア薬局 流山西初石店
- 文教堂書店 初石店
- ニッポンレンタカー 初石駅前営業所
- 流山市おおたかの森スポーツフィールド
東側
[編集]- 流山警察署 初石交番
- 柏市消防局 旭町消防署西原分署
- 流山市消防団 第5方面隊第21分団
- 千葉県立流山高等学校
- 柏市立西原中学校
- 流山市立常盤松中学校
- 柏市立西原小学校
- 流山市立八木北小学校
- 流山中央病院
- 初石病院
- 泉リハビリテーション病院
- 八木郵便局
- 京葉銀行 初石支店
- マルエツ 初石店
- フーズマーケットセレクション 西原店
- ビッグ・エー 柏西原店
- ジェーソン 柏西原店
- クリエイトSD 柏西原店
バス路線
[編集]路線バスは京成バスと流山ぐりーんバス(運行は東武バス)の路線があり、「初石駅入口」と「西初石三丁目」が最寄停留所だが、徒歩5分程度離れた場所にある。かつては駅前に東武バス停留所があり、柏駅西口行が僅かの本数ながら運行されていた。2021年(令和3年)10月1日からは東京駅への高速バスが運行していて、「西初石三丁目」を一部便が経由していたが、僅か1年後の2022年(令和4年)9月30日限りで廃止された。
乗場 | 系統番号 | 行先 | 運行会社 | |
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初石駅 | 企業バス | 楽天フルフィルメントセンター流山 | ■東武バス(西柏) | |
西初石三丁目 | 流02 | 流山おおたかの森駅西口 / 江戸川台駅西口 | ■京成バス(松戸) | |
西初石ルート | 流山おおたかの森駅西口 | ■東武バス(西柏) | ||
初石駅入口 | 流01 | 流山おおたかの森駅東口 / 江戸川台駅東口 |
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隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 「軽便鉄道運輸開始」『官報』第8368号、1911年5月17日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 1953年(昭和28年)3月5日:通商産業省告示第70号に「東葛飾郡八木村100番地」の記述あり。
- ^ 「流山市史近世資料編I」の市域内村別小字地図による当地は元の初石新田字中ノ割であり、「角川日本地名大辞典 12 千葉県」によると、初石新田は八木村大字初石新田、江戸川町大字初石新田、流山町大字初石新田を経て、流山市大字初石新田となっている。また、「ゼンリン住宅地図 流山市 1969」でも当地が流山市大字初石新田字中ノ割であることが確認されるため、千葉県東葛飾郡八木村大字初石新田字中ノ割100と記載。
- ^ 「地方鉄道運輸営業継承」『官報』第8368号、1923年8月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 7月26日譲渡許可「鉄道譲渡」第3299号、『官報』1923年7月28日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b “東武鉄道 野田線”. 船橋市都市計画部都市計画課 交通政策室. 2011年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月10日閲覧。
- ^ 東武鉄道年史編纂事務局 編『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年、208頁。全国書誌番号:64010839。
- ^ 初石駅|東武鉄道公式サイト 初石駅のプロフィール
- ^ “初石駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年10月1日閲覧。
- ^ “初石駅について”. 流山市. 2024年5月1日閲覧。
- ^ “初石駅施設整備に係る意見交換会”. 流山市. 2024年5月1日閲覧。
- ^ 土屋薫、林 香織「生活行動圏からみたコミュニティ政策の方向性 : 流山美田自治会調査を事例に」『江戸川大学紀要』第22号、江戸川大学、2012年3月、183頁、CRID 1050564288173817856、国立国会図書館書誌ID:023604434、2024年8月28日閲覧。
- ^ “レポート”. 関東交通広告協議会. 2023年6月16日閲覧。
- ^ “千葉県統計年鑑”. 千葉県. 2023年6月16日閲覧。
利用状況
[編集]- 東武鉄道の1日平均乗降人員
- ^ a b c 『駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、10頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。
- ^ “駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2023年6月16日閲覧。
- ^ 『駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、10頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、10頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 初石駅(駅情報) - 東武鉄道