コンテンツにスキップ

上徳富駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上徳富駅
かみとっぷ
Kamitoppu
石狩橋本 (2.8 km)
(1.7 km) 北上徳富
所在地 北海道樺戸郡新十津川町大和
北緯43度35分40.7秒 東経141度51分52.8秒 / 北緯43.594639度 東経141.864667度 / 43.594639; 141.864667座標: 北緯43度35分40.7秒 東経141度51分52.8秒 / 北緯43.594639度 東経141.864667度 / 43.594639; 141.864667
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 札沼線
キロ程 82.0 km(桑園起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1931年昭和6年)10月10日[1]
廃止年月日 1972年(昭和47年)6月19日[1]
備考 廃駅
テンプレートを表示

上徳富駅(かみとっぷえき)は、かつて北海道樺戸郡新十津川町大和にあった日本国有鉄道(国鉄)札沼線廃駅)である。事務管理コードは▲120206[2]

歴史

[編集]

駅名の由来

[編集]

地域名の「徳富」に、石狩川を基準にして中流にあることから「上」を冠した[4]

駅構造

[編集]

駅舎は札幌に向かって左手の東側に設置され、駅裏側利用の島状の単式ホーム1面1線と、駅舎とホーム間に貨物線1本を有していた。両端の分岐は貨物線側が開いた片開分岐の1線スルー状で、石狩追分に良く似ていたが、駅舎横札幌方に貨物ホームがあった[5]

利用状況

[編集]

乗車人員の推移は以下のとおり。1日平均は年間の値を当該年度の日数で除した値を括弧書きで示す。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均
1953年(昭和28年) 9,374 (25.7) [6] 同年11月3日より営業(再開)
1958年(昭和33年) 67,508 (185.0)
1962年(昭和37年) 53,004 (145.2)

周辺

[編集]

駅跡

[編集]

駅舎は農機具倉庫として利用されていたが、2008年(平成20年)7月に取り壊された。 民間に払下げられた駅長・助役用の官舎が残っている。

駅名標は、郷土資料館に展示されている。

隣の駅

[編集]
日本国有鉄道
札沼線
石狩橋本駅 - 上徳富駅 - 北上徳富駅

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、834頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、221頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 『官報』 1931年10月03日 鉄道省告示第270号(国立国会図書館)
  4. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、33頁。NDLJP:1029473 
  5. ^ 昭和7年 線路一覧略図 札幌鉄道局発行。
  6. ^ 小林宏吉 編『新十津川町史』新十津川町、1966年3月25日、924頁。doi:10.11501/3448789https://doi.org/10.11501/34487892022年6月14日閲覧 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]

国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1963年撮影航空写真 MHO632X-C3-8 写真中央やや左下に当駅。