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プログレスMS-23

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プログレス MS-23
名称Прогресс МC-23
Progress-84P (NASA)
任務種別ISS再補給
運用者ロスコスモス
COSPAR ID2023-071A
SATCAT №56740
ウェブサイトhttps://www.roscosmos.ru/
任務期間535日 2時間(継続中)
特性
宇宙機プログレスMS-23 No.453
宇宙機種別プログレスMS
製造者エネルギア
打ち上げ時重量7,000 kg (15,000 lb)
任務開始
打ち上げ日2023年5月24日 12:56 UTC
ロケットソユーズ2.1a
打上げ場所バイコヌール宇宙基地31番射点
打ち上げ請負者プログレス国家研究生産ロケット宇宙センター
任務終了
廃棄種別軌道離脱(計画)
減衰日2023年(計画)
軌道特性
参照座標地球周回軌道
体制低軌道
傾斜角51.65°
ISSのドッキング(捕捉)
ドッキング ポイスク・モジュール 天頂
ドッキング(捕捉)日 2023年5月24日 16:19 UTC
ドッキング時間 534日 22時間(継続中)
プログレスISS再補給

プログレス MS-23ロシア語: Прогресс МC-23、ロシア製造番号453、NASAではプログレス84Pと呼称)は、国際宇宙ステーション(ISS)への再補給のためにロスコスモスが打ち上げたプログレス補給船。これはプログレス宇宙機の176回目の飛行となった。

来歴

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プログレスMSはプログレスMをもとに航法装置を強化した無人輸送機。この強化されたバリエーションは2015年12月21日に初めて打ち上げられた。このバージョンでは以下の強化が施されている:[1][2][3][4]

  • 人工衛星を展開可能な新しい外部コンパートメント。それぞれのコンパートメントは4個までの発射コンテナーを搭載することができる。プログレスMS-03で初めて搭載された。
  • ドッキングおよび密閉機構の電気モーターの予備システムの追加による強化された冗長性
  • 貨物コンパートメントへのパネル追加による微小隕石防護力の増強
  • ロシアのルーチ中継衛星とのリンク機能によって、地上局の視野外でもテレメトリーと制御が可能に
  • 地上局による軌道決定の必要なしに状況ベクトルおよび軌道パラメーターの決定を可能にするGNSS自律航法
  • 宇宙ステーションとの直接無線データ交換機能によるリアルタイムの相対ナヴィゲーション
  • ドッキング操作のための強化されたTV視野を可能にする新しいディジタル無線システム
  • 統合コマンドテレメトリーシステム(UCTS)によるウクライナ製のChezara Kvant-V無線システムおよびアンテナフィーダーシステムの置き換え
  • クルスAからクルスNAディジタルシステムへの置き換え

打ち上げ

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国際宇宙ステーションへのプログレス MS-23を搭載したソユーズ2.1aは、2023年5月24日にバイコヌール宇宙基地31番射点から打ち上げられ[5][6][7][8]、ISSでの第69次長期滞在および第70次長期滞在を支援する。


関連項目

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脚注

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  1. ^ Krebs, Gunter (1 December 2015). “Progress-MS 01-19”. Gunter's Space Page. 3 October 2020閲覧。
  2. ^ Progress MS-20”. NSSDCA. NASA (10 February 2021). 2 April 2021閲覧。  この記述には、アメリカ合衆国内でパブリックドメインとなっている記述を含む。
  3. ^ Zak, Anatoly. “Progress-MS cargo ship series”. RussianSpaceWeb. 3 October 2020閲覧。
  4. ^ Blau, Patrick (1 December 2015). “Progress MS Spacecraft”. Spaceflight101. 17 November 2020閲覧。
  5. ^ Россия отправит к МКС пять кораблей в 2022 году” [Russia will send five ships to the ISS in 2022] (ロシア語). RIA Novosti (29 September 2021). 29 September 2021閲覧。
  6. ^ FY 2022 Congressional Justification NASA Budget Request – Crew and Cargo Program – Project Schedule”. NASA. p. 225 (SO-30) (28 May 2021). 11 August 2021閲覧。
  7. ^ Zak, Anatoly (9 February 2021). “ISS set for the Russian expansion”. RussianSpaceWeb. 2 April 2021閲覧。
  8. ^ Zak, Anatoly (3 February 2021). “Planned Russian space missions in 2022”. RussianSpaceWeb. 2 April 2021閲覧。