Theガッツ!
『Theガッツ!』(ザ ガッツ)は、May-Be SOFTのアダルトゲーム、および同作をはじめとするシリーズ作品である。第2作以降はオーサリングヘブンから発売、2012年時点での最新作はコンプリーツから発売されている。
Theガッツ! | |
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ジャンル | アダルトゲーム |
開発元 |
May-Be SOFT(コンプリーツ) コンプリーツ |
発売元 |
May-Be SOFT オーサリングヘヴン(コンプリーツ) コンプリーツ |
1作目 |
Theガッツ! (1999年2月10日) |
最新作 |
Theガッツ! -マキシマム・マタニティ!- (2012年9月28日) |
概要
編集第1作『Theガッツ!』はMay-Be SOFTより1999年に発売された。
粗筋としては、恋人にその軟弱な体をバカにされてフラれた青年が、一念発起して肉体労働で身体を鍛え男を上げるために、工事現場のアルバイトを始めるが、そのバイト先は仕事を離れても肉と肉とがぶつかり合う凄まじい「肉体労働」の現場であった、という作品である。また、コメディと名乗っているだけあり、ストーリーは一貫して明朗である。以来、シリーズ化された本作品は、鍛えられた筋肉などへのフェティシズムを重要な要素する「マッシヴ・エロチック・コメディ」というジャンルを自称する。
メインヒロインであるタカさんこと高原美奈子を筆頭に、女らしさを完全に超越した筋肉キャラのオンパレード。このゲームの他に類を見ない特色としては、世に主人公がヒロインを襲うアダルトゲームは数多くあれども、本作の主人公はヒロインを襲わず(というより襲えず)、逆にヒロインに襲われる上にしかも襲われたならば(ほとんどのケースで体力差のために)絶対逃げられない、という圧倒的に女性優位な独特のストーリー展開がある。その他、マウスのボタン連打などアダルトゲームでは通常用いられないような作業もゲーム進行において必要となる。
2000年に発売された第2作『Theガッツ!2 〜海でガッツ!〜』は、コンプリーツの処女作としてオーサリングヘブンブランドから発売。なお、コンプリーツは、『Theガッツ!』の製作スタッフが独立して設立されたソフトハウスである。以降、『Theガッツ!5』まで年に1作のペースでコンスタントに新作がリリースされた。DVDPG版としては、『Theガッツ!2&3 DVDPG』および『Theガッツ!4&5 DVDPG』、『Theガッツ! -マキシマム・マタニティ!- DVDPG』がN43 Projectから発売されている。2005年にはKNSエンタテインメントよりゲーム内で使用された楽曲を収録した『Theガッツ! サウンドコレクション 〜Queen of Muscle〜 KIRIKO / HIKO Sound』が発売された。また同2005年にはアニメ化作品(OVA)が発売されている。
シリーズ第6弾となる『Theガッツ!麻雀』(初期タイトル『Theガッツ!6 〜麻雀でガッツ!〜』)が2004年にオーサリングヘブンから予定されていたものの、度重なる発売延期を経て、未発売の状態が続いている(なおソフ倫の審査は通過しており[1]、JANコードも取得されている)。当初は2004年夏の発売予定[2]と告知されたが、2005年4月28日発売予定[3]→2005年5月20日発売予定[4]→2005年10月7日発売予定[5]と延期されていき、最終的に「発売時期未定」[1]となり現在に至る。余談となるが、ソフトハウスであるコンプリーツでは別の作品でも類似ケースがあり、麻雀ゲーム『まままーじゃん』が2008年より長期にわたり発売予定・時期未定となっていたものの[6]、最終的には2011年に発売されている[7]。 ソフトハウスの初期のヒットシリーズながら2004年以降は新作リリースが途絶えていたが、2012年には新作『Theガッツ! -マキシマム・マタニティ!-』がコンプリーツブランドより発売となった。
ちなみに、シリーズ各作品は、コンプリーツの「ボクのヒミツたいけん」シリーズと世界観を共有している(ただし学園モノのスピンオフ作品『Theガッツ!4』は除く)[8][9][10][11]。『Theガッツ!3』の舞台である「酒田旅館」は、ヒミツたいけんシリーズ第3作の『ボクの「なつやすみ」ヒミツたいけん』の舞台となっており[12]、ゲストキャラとしてタカさんも登場している[13]。
タイトルリスト
編集- Theガッツ! - 1999年[14] (May-Be SOFT)
- Theガッツ!2 〜海でガッツ!〜 - 2000年[8] (オーサリングヘブン)
- Theガッツ!3 〜山でガッツ!〜 - 2001年[9] (オーサリングヘブン)
- Theガッツ!4 〜私立ガッツ学園!〜 - 2002年[10] (オーサリングヘブン)
- Theガッツ!5 - 2003年[11] (オーサリングヘブン)
- Theガッツ!6 〜麻雀でガッツ!〜/Theガッツ!麻雀 - (未発売)
- Theガッツ! -マキシマム・マタニティ!- - 2012年 (コンプリーツ)
- DVDPG
- Theガッツ!2&3 DVDPG - 2008年 (N43 Project)
- Theガッツ!4&5 DVDPG - 2008年 (N43 Project)
- Theガッツ!-マキシマム・マタニティ!- DVDPG - 2013年 (N43 Project)
OVA
編集2005年、アダルトアニメのOVA作品がアニメアンテナ委員会により制作され、同社の「ANi-AN」レーベルより発売された。 なおVOL.1は、発売元がアニメアンテナ委員会と販売元がANIMACであったが、VOL.2は、発売元・販売元ともにアニメアンテナ委員会となっている。 アニメアンテナ委員会からは、本作品のサントラ盤『THEガッツ! The ANIMATION オリジナルサウンドトラック』もリリースされた。
OVAキャスト
編集- 高原美奈子(声:乃本唯名)
- 大島睦月 (声:北都南)
- 早坂彰 (声:藤井舞)
- 谷川晴美 (声:RUMI)
- 三池寛子 (声:北条明日香)
- 矢口文子 (声:深井晴花)
- 松っちゃん (声:柴田秀勝)※特別友情出演
- 梅ちゃん (声:伴風太)
- 竹ちゃん (声:大島圭介)
- 彼女(声:春野かえる)
- 女A(声:みずきみらい)
- 女B(声:山野幸)
OVAスタッフ
編集- 原作 - コンプリーツ
- プロデューサー - 村上恒一
- 監督・演出・絵コンテ・キャラクターデザイン・作画監督 - 荒木英樹
- 脚本 - 村上恒一(『VOL.1』) / 香月ルナ(『VOL.2』)
- 音響監督 - 中川達人
脚注
編集- ^ a b D-Dream - Theガッツ!麻雀 (AuthoringHeaven)(2014年3月20日閲覧)
- ^ D-Dream - 「The!ガッツ6 〜麻雀でガッツ!〜」製作告知(2014年3月20日閲覧)
- ^ D-Dream - Authering Heaven「Theガッツ!麻雀」製品情報公開(Russel)(2014年3月20日閲覧)
- ^ ラッセル 取り扱い製品情報(2014年3月20日閲覧)
- ^ D-Dream - Authering Heaven「Theガッツ!麻雀」発売日告知(2014年3月20日閲覧)
- ^ Getchu.com:まままーじゃん(コンプリーツ) - 通販サイト「げっちゅ屋」商品紹介ページの2008年9月22日時点のアーカイブ
- ^ Getchu.com:まままーじゃん(コンプリーツ) - 通販サイト「げっちゅ屋」商品紹介ページの2011年6月8日時点のアーカイブ
- ^ a b Theガッツ!2 -海でガッツ!-(2014年5月26日閲覧)
- ^ a b Theガッツ!3 -山でガッツ!-(2014年5月26日閲覧)
- ^ a b Theガッツ!4 -私立ガッツ学園!-(2014年5月26日閲覧)
- ^ a b Theガッツ!5(2014年5月26日閲覧)
- ^ ボクの「なつやすみ」ヒミツたいけん(2014年5月29日閲覧)
- ^ ボクの「なつやすみ」ヒミツたいけん その他の登場キャラ(2014年5月29日閲覧)
- ^ オーサリングヘヴン作品 - データなし(2012年8月16日時点のアーカイブ)
- ^ Theガッツ!Remix(2014年5月26日閲覧)
- ^ 中古18アニメDVD/Blu-ray THEガッツ! 1巻 コムショップ 商品紹介ページ(2014年03月21日閲覧)
- ^ 中古18アニメDVD/Blu-ray THEガッツ! 2巻 コムショップ 商品紹介ページ(2014年03月21日閲覧)