TACOS
概要
編集将棋棋士で北陸先端科学技術大学院大学教授の飯田弘之の研究チームが開発した将棋ソフト。世界コンピュータ将棋選手権で何度も決勝に進出している強豪ソフトである。また、コンピュータオリンピアードの将棋部門では最多の4回優勝している。
2005年9月18日、石川県の小松市民センターで開催された第29回北國王将杯争奪将棋大会において、TACOS と橋本崇載五段(当時)の公開対局が平手の手合で行われ、橋本五段が勝利した[1]。しかし、橋本五段は敗北寸前まで追い詰められた[2]。これがきっかけとなって、全棋士にコンピュータとの対局を制限する通達が出された。
競技会成績
編集大会/年 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
世界コンピュータ将棋選手権 | 26 | 30 | 27 | 30 | 10 | 7 | 6 | 4 | 6 | 13 | 17 | 12 |
コンピュータオリンピアード | 3 | 3 | 4 | 3 | 1 | 3 | 1 | 1 | 1 | 5 | ||
コンピュータ将棋王者決定戦 | 7 |
脚注
編集- ^ “将棋プログラムがプロ棋士と対戦(産経将棋web・棋王戦)”. 産経将棋web・棋王戦 (2005年9月19日). 2006年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年1月2日閲覧。
- ^ Tacos challenging GM参照
参考文献
編集- 松原仁編著『アマトップクラスに迫る―コンピュータ将棋の進歩5―』共立出版、2005年。ISBN 978-4-320-12154-6。