Pango(パンゴ、Παν語)とは、GTKに多言語テキストを表示するためのオープンソースライブラリ。PangoのPanはギリシャ語で「全て・汎(汎用)」、goは日本語の「語」を意味している。

Pango
Pangoのロゴ
開発元 Behdad Esfahbod
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS Unix系
種別 文書レンダリング
ライセンス LGPL
公式サイト www.pango.org ウィキデータを編集
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利用しているソフトウェア

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Pangoはほぼ全てのLinuxディストリビューションに組み込まれている。とりわけ、Fedora 6などはMozilla FirefoxウェブブラウザMozilla Thunderbird電子メールクライアントにおけるテクストレンダリングに用いている。ただしPangoはMozillaのソースコードに含まれていないため、Mozilla Corporationから許可を得て行っている[1]。また、DebianIceweasel(Debian Etch以降におけるMozilla Firefoxの別名)やIceDove (Mozilla Thunderbird)、IceApe (SeaMonkey) もPangoを用いている。

あらゆるテキストやグラフィックスがレンダリング可能となるのは、フリーのグラフィックライブラリであるcairoに統合されるまで待たなくてはならない。

脚注

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  1. ^ Fedora Project. “"Fedora Core 6 Release Notes"”. 2007年3月9日閲覧。

外部リンク

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