Motech
Motech Industries Inc.(モテック、茂迪股份有限公司)は台湾台南市に本拠を置く台湾最初かつ最大手の太陽電池メーカーである[1]。太陽電池セルのメーカーとして世界第5位(2016年)[2]。太陽電池製造の全工程(シリコンパウダー→インゴット→セル→モジュール(パネル))ノーハウを持っている。
種類 | 上場企業(TPEx6244) |
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業種 | 太陽電池 |
設立 | 1981年 |
本社 | 、 |
主要人物 |
鄭福田、左元淮 博士(創業者) 張秉衡 博士(現会長兼CEO) |
製品 | 結晶系太陽電池、太陽光発電関連設備、太陽光発電建設 |
売上高 | 289億元(2016年) |
従業員数 | ~3,500人 |
子会社 |
Motech Solar Motech Instruments Motech Power 茂迪(蘇州)新能源(SNE) 茂迪(馬鞍山)新能源(MAS) Motech Americas LLC Motech Japan(モテック・ジャパン) Motech Energy System |
ウェブサイト |
motech.com.tw(中国語) motechsolar.com(英語) motech-japan.com(日本語) |
太陽電池の製造を除き、太陽光発電の設計・建設(EPC)も行っている。
沿革
編集鄭福田は大学の同窓左元淮博士(アメリカ航空宇宙局(NASA)、国立再生可能エネルギー研究所(NREL)歴任)と共に1981年に高機能計測機器の製造会社を設立し、当時の社名が「Meter International Corporation」だった。1997年に光電事業部を設立し、台湾最初の太陽電池メーカーとなり、社名を「Motech Industries Inc.」に変更[3]。
2006年に中国蘇州で工場を設立し、2008年に量産開始、2009年の生産能力が130MWに達成した[3]。同年、世界最大(市場シェア1位)の半導体製造ファウンダリTSMCの出資を受け、TSMCが筆頭株主となる。
2010年に米国大手総合電機メーカーGEのモジュール事業を買収し、「Motech Americas LLC」を設立。同年、日本北海道大手建設会社伊藤組土建と共同出資会社「伊藤組モテック」を設立し、日本での製造・販売を始めた。伊藤組モテックは2016年に社名を「Motech Japan」(モテック ジャパン)に変更。
2014年に台湾大手太陽電池メーカーTopcell(聯景光電)を買収し、生産能力を3GWに拡大した[3]。2015年に中国の徐州と馬鞍山で工場を設立した[3]。