MASS OF THE FERMENTING DREGS

日本のオルタナティヴ・ロックバンド

MASS OF THE FERMENTING DREGS(マス オブ ザ ファーメンティング ドレッグス)は、日本のオルタナティヴ・ロックバンド。略称は「マスドレ」。

MASS OF THE FERMENTING DREGS
基本情報
出身地 兵庫県神戸市
ジャンル オルタナティヴ・ロック
インディー・ロック
ポストロック
マスロック
シューゲイザー
活動期間 2002年 - 2012年
2015年 -
レーベル AVOCADO Records
2008年 - 2009年
EMIミュージック・ジャパン
2010年 - 2012年)
FLAKE RECORDS
(2017年 - )
公式サイト http://www.motfd.com
メンバー 宮本菜津子(ベースボーカル
小倉直也(ギター、ボーカル)
吉野功(ドラムスコーラス
旧メンバー 後藤玲子(ドラム、コーラス)
石本知恵美(ギター、コーラス)
MASS OF THE FERMENTING DREGS
YouTube
チャンネル
活動期間 2017年 -
ジャンル 音楽
登録者数 約2.37万人
総再生回数 約515万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年2月21日時点。
テンプレートを表示

メンバー

編集
宮本菜津子(みやもと なつこ、1983年4月9日 - )
ベースボーカル担当。大半の楽曲の作詞作曲も手がけている。漫画家のこざき亜衣とは互いのデビュー前から親交があり、ジャケット等多くのアートワークを、こざきが手がけている。
小倉直也(おぐら なおや、1983年9月16日 - )
ギターボーカル担当。
Qomolangma Tomatoのメンバー。2015年12月の活動再開時に加入。
加入前となる2011年の一時期、サポートメンバーを務めていた。
一部楽曲にて作詞・作曲・ボーカルを手がける。
吉野 功(よしの いさお)
ドラムコーラス担当。
WORDのメンバーとして活動していた。
後藤脱退後のサポートメンバーを務め、メジャーデビュー発表にともない正式加入。
2011年12月23日、渋谷WWWでのライブをもって脱退。
2015年12月の活動再開時に復帰。

在籍していたメンバー

編集
後藤玲子
ドラムス担当。結成時メンバー。
1stアルバム『MASS OF THE FERMENTING DREGS』のレコーディング後、同アルバム発売前に脱退。そのため「I F A SURFER」のミュージックビデオではドラムを演奏する様子が確認できる。
石本知恵美(いしもと ちえみ、1984年3月25日 - )
ギターコーラス担当。結成時メンバー。
田渕ひさ子のファン[1]
パニック障害の治療および、音楽性の違いや今後の方向性に齟齬が生じはじめたとして、2010年12月11日に行われた渋谷CLUB QUATTROライブをもって脱退。

来歴

編集

荒涼感と躍動感のある大音量のギター、ドラム、ベースに伸びやかで透明感のある宮本の声が特徴。アルバム『MASS OF THE FERMENTING DREGS』の収録は、グルーブ感を出すため全曲ほぼ一度のみの演奏で録り直しをしていない[2][3]

宮本[4]・石本ともに、hideの存在が音楽をはじめるきっかけであり、彼に影響を受けたとインタビューなどで公言している[5]

破壊感のあるメロディーと形容されることについてたずねられた宮本は「意識していない」と答えている[6]

2007年EMIミュージック・ジャパン主催のオーディション『Road To Tarbox Audition』へ参加し、最優秀アーティストに選ばれる。入選特典としてデイヴ・フリッドマンプロデュースのもと、タルボックス・ロード・スタジオ(ニューヨーク)にてレコーディングを行った。同年夏、フジ・ロック・フェスティバルにおけるインディーズバンドのためのステージ「ROOKIE A GO-GO(ルーキーアゴーゴー)」に出演。その後、アルバム発売を前にドラムの後藤玲子が脱退。脱退以後のライブでは、西浦謙助相対性理論)や有松益男(元BACK DROP BOMB)、吉野功(word)がサポートメンバーとしてドラムを務めた。

2008年1月、ファーストアルバム『MASS OF THE FERMENTING DREGS』を発表[7][8][9]

2009年1月、中尾憲太郎を共同プロデューサーに迎え、2ndアルバム『ワールドイズユアーズ』を発表。同年12月、サポートメンバーだった吉野功(ドラム)が正式メンバーとして加入。1stシングル発売と同時にメジャーデビューが決定。

2010年12月11日に行われた渋谷CLUB QUATTROのライブをもってギターの石本知恵美が脱退。

2011年12月23日に行われた渋谷WWWでのライブをもってドラムの吉野功が脱退。

2012年9月1日、公式サイトにて、MASS OF THE FERMENTING DREGSの活動を停止し、宮本菜津子として音楽を続けると発表。

2015年12月29日、公式サイトにて再始動を発表。吉野が復帰し、ギターには新メンバーとして小倉直也を迎えた。

バンド名の由来

編集

「mass」は集まり・質量、「ferment」は発酵・動揺・不安、「dregs」は液体の底に沈んでいるカスや澱、クズのように価値のないもの、といった意味を持つ。「発酵している澱の集まり」「動揺しているクズの量」など、訳次第で様々な意味になる。宮本曰く、「好きな言葉を並べただけ」[10]

ディスコグラフィー

編集

シングル

編集
  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2010年2月10日 ひきずるビート/まで。 TOCT-40285

CD

  1. ひきずるビート
  2. まで。

DVD[自主企画イベント「視界をクリアに」10月16日@高円寺20000V]

  1. かくいうもの
  2. 青い、濃い、橙色の日
  3. ハイライト
  4. delusionalism
  5. ベアーズ
オリコン最高47位、登場回数3回
2nd 2017年3月1日 スローモーションリプレイ FLAKES-162

A面

  1. MASS OF THE FERMENTING DREGS/スローモーションリプレイ

B面

  1. 宮本菜津子/スローモーションリプレイ
7インチシングル。宮本菜津子とのスプリット形式。
2020年6月3日 You/うたを歌えば FLAKES-233

A面

  1. You

B面

  1. うたを歌えば
7インチシングル

配信限定シングル

編集
発売日 タイトル 備考
2023年12月25日 たんたんたん 元々は2012年9月1日の活動停止発表の際に無料配信された曲

アルバム

編集
  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
2006年9月15日 kirametal IND1142
  1. Delusionalism
  2. I F A Surfer
  3. Skabetty
自主制作
1st 2008年1月16日 MASS OF THE FERMENTING DREGS ACRE-0001
  1. delusionalism
  2. ハイライト
  3. skabetty
  4. エンドロール
  5. I F A SURFER
  6. ベアーズ
オリコン最高125位
2nd 2009年1月21日 ワールドイズユアーズ XQEH-1004
  1. このスピードの先へ
  2. 青い、濃い、橙色の日
  3. かくいうもの
  4. She is inside,He is outside
  5. なんなん
  6. ワールド イズ ユアーズ
オリコン最高44位、登場回数4回
3rd 2010年8月4日 ゼロコンマ、色とりどりの世界 TOCT-26992
  1. ゼロコンマ、色とりどりの世界
  2. まで。 (情熱ミックス)
  3. 終わりのはじまり
  4. RAT
  5. ONEDAY
  6. サイダーと君
  7. ズレる
  8. ひきずるビート
  9. さんざめく
オリコン最高65位、登場回数3回
4th 2018年7月4日 No New World FLAKES-192
  1. New Order
  2. あさひなぐ
  3. だったらいいのにな
  4. YAH YAH YAH
  5. No New World
  6. HuHuHu
  7. Sugar
  8. スローモーションリプレイ
2020年8月14日 NAKED ALBUM
  1. decision (2011/5/15 at GALVASTUDIO)
  2. くぼたさん (2011/5/15 at GALVASTUDIO)
  3. うたを歌えば (2017/2/12 at OGC's ROOM)
  4. New Order (2017/4/10 at Studio Revival)
  5. Sugar (2017/1/14 at Studio Revival)
  6. HuHuHu (2017/4/10 at Studio Revival)
  7. あさひなぐ (2017/4/10 at Studio Revival)
  8. だったらいいのにな (2011/5/15 at GALVASTUDIO)
  9. ADIDAS (2019/5/2 at Studio Revival)
  10. HOSSA (2011/6/15 at LDK Studio)
5th 2022年8月17日 Awakening:Sleeping
  1. Dramatic
  2. いらない feat.蛯名啓太
  3. MELT
  4. 1960
  5. Helluva feat.Taigen Kawabe
  6. Ashes
  7. After the rain
  8. 鳥とリズム
  9. Just
Live 2024年3月1日 LIVE IN JAPAN

Live at TUPPENCE STUDIO, Tokyo, Japan, 2023

  1. 青い、濃い、橙色の日
  2. かくいうもの
  3. She is inside, He is outside
  4. delusionalism
  5. エンドロール
  6. I F A SURFER
  7. ワールドイズユアーズ
クラウドファンディングのリワードとして録音

参加作品

編集
発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
2004年10月20日 裏神戸ギターロックカタログ NOLR-002 夕やけこやけ NO LICENSE RECORDS
2009年10月21日 くるり鶏びゅ〜と BNCL-40 飴色の部屋 SPEEDSTAR
2009年4月22日 Kill your T.V.‘09 XQEH-2001 ないものねだり Avocado Records
2014年4月22日 脳にはビート 眠りには愛を TFCC-86270 「母乳」、「テレピン」、「叫ぶ」、「脳にはビート 眠りには愛を」 LOSTAGEのミニアルバム。母乳はTBS系テレビ全国ネット「CDTV」9月度オープニングテーマに使用された。
2019年11月13日 NOT FORMAL -NEW CHALLENGER- KRSE-17 New Order

ミュージックビデオ

編集
監督 曲名
飯嶋和良 「サイダーと君〜モンスターロック LIVE Ver.〜 」
UGICHIN ひきずるビート」「ゼロコンマ、色とりどりの世界
江尻賢治 I F A SURFER
セイケタカト 「ハイライト-スペースシャワー列伝〜第七十一巻〜Ver.-」
不明 このスピードの先へ

タイアップ一覧

編集
使用年 曲名 タイアップ
2010年 まで。 NHK-FMミュージックライン』2・3月度エンディングテーマ
ゼロコンマ、色とりどりの世界 テレビ東京系JAPAN COUNTDOWN』8月度オープニングテーマ

ヘビーローテーション/パワープレイ

編集

テレビ

編集
放送年 曲名 ヘビーローテーション/パワープレイ
2010年 ひきずるビート スペースシャワーTV ミドルローテーション「it!」
ゼロコンマ、色とりどりの世界 スペースシャワーTV ミドルローテーション「it!」

主なライブ

編集

ワンマンライブ・主催イベント

編集
  • 2009年 - MASS OF THE FERMENTING DREGS 東名阪クアトロワンマンツアー
  • 2009年 - MASS OF THE FERMENTING DREGS "『ワールドイズユアーズ』 リリース・ツアー"
  • 2010年 - MASS OF THE FERMENTING DREGS 1st FULL ALBUM RELEASE TOUR『ゼロコンマ、色とりどりの世界』

出演イベント

編集

出典

編集

外部リンク

編集