Butter-Fly
「Butter-Fly」(バタフライ)は、日本の歌手、和田光司の楽曲で、自身のデビューシングル。1999年4月23日にリリース。発売元はNECインターチャネル(現・ドリーミュージック / FEEL MEE)、販売元はキングレコード(NEDA-10001/再発:NECM-10014)。
「Butter-Fly」 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
和田光司 の シングル | ||||||||
初出アルバム『all of my mind』 | ||||||||
B面 | Seven | |||||||
リリース | ||||||||
規格 |
8cmシングル マキシシングル(再発) | |||||||
ジャンル |
J-POP アニメソング | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル |
NECアベニュー インデックスミュージック(再発) | |||||||
作詞・作曲 | 千綿偉功 | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
| ||||||||
和田光司 シングル 年表 | ||||||||
| ||||||||
|
本項ではリメイク作である「Butter-Fly〜Strong Version〜」「Butter-Fly〜tri.Version〜」「Seven〜tri.Version〜」についても解説する。
概要
編集和田のメジャーデビューシングルで、表題曲は、テレビアニメ『デジモンアドベンチャー』オープニングテーマ。なお、和田は同アニメ第5作目の『デジモンセイバーズ』までは、全シリーズで主題歌を担当している[注 1]。自身のシングルでは2番目の売上を記録。
- 発売当初は8cmシングルだったが、2004年8月1日にマキシシングルとして再リリースされた。
- タイトルの「Butter-Fly」は、漫画『デジモンアドベンチャーVテイマー01』第22話のサブタイトルになっている。
- 和田の没後、2016年4月18日付でBillboard Japan Hot 100やBillboard Japan Hot Animationに初登場した[注 2]。
- 2017年2月18日にNHK BSプレミアムにて放送された生放送番組『カウントダウンLIVE アニソン ベスト100!』では5位にランクインした[1]。
- 2019年3月1日にニコニコ生放送・Youtube Liveにて発表された平成アニソン大賞にて1990年代特別賞を受賞した[2]。
- 2020年2月19日には「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」の主題歌としてリリース。収録曲は1999年発売盤と変更はないが「Butter-Fly(ピアノ・ヴァージョン)」のイメージームービーを収録したDVDが付属している。
- 2020年9月6日にテレビ朝日系列にて放送された『国民13万人がガチ投票! アニメソング総選挙』では、第4位にランクインした[3]。
収録曲
編集全編曲:渡部チェル
参加ミュージシャン
編集タイアップ
編集- フジテレビ系アニメ『デジモンアドベンチャー』オープニングテーマ(#1)
- フジテレビ系アニメ『デジモンアドベンチャー』挿入歌(#1、#2)
- 東映配給アニメ映画『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』オープニングテーマ(#1)
Butter-Fly〜Strong Version〜
編集「Butter-Fly〜Strong Version〜」 | ||||
---|---|---|---|---|
和田光司 の シングル | ||||
B面 | Seven〜10th Memorial Version〜 | |||
リリース | ||||
規格 | マキシシングル | |||
ジャンル | J-POP(アニメソング) | |||
時間 | ||||
レーベル | ティー ワイ エンタテインメント | |||
作詞・作曲 |
千綿偉功 小山晃平 | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
和田光司 シングル 年表 | ||||
| ||||
「Butter-Fly〜Strong Version〜」(バタフライ ストロング・バージョン)は、2009年4月22日に発売された和田光司の10作目のシングル。発売元はティー ワイ エンタテインメント(旧・インデックスミュージック)、販売元はキングレコード。
デビュー満10周年を迎えることを記念して、デビューシングル「Butter-Fly」をリメイクしたシングル[5]。リリースに際して、楽曲に新たなアレンジが施されたほか、ジャケットのデザインが新しくなった。
収録曲
編集参加ミュージシャン
編集- Drums:小柳“Cherry”昌法
- Bass:寺沢功一
- Guitar/Chorus:河野陽吾
Butter-Fly〜tri.Version〜
編集「Butter-Fly〜tri.Version〜」 | ||||
---|---|---|---|---|
和田光司 の シングル | ||||
リリース | ||||
規格 | マキシシングル | |||
ジャンル | J-POP(アニメソング) | |||
時間 | ||||
レーベル | ドリーミュージックパブリッシング | |||
作詞・作曲 | 千綿偉功 | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
和田光司 シングル 年表 | ||||
| ||||
「Butter-Fly〜tri.Version〜」(バタフライ トライ・バージョン)は、2015年11月25日に発売された和田光司の14作目のシングル。発売元はドリーミュージックパブリッシング(ドリーミュージック子会社)、販売元はキングレコード。
2013年の活動再開後初となるシングル。アニメ『デジモンアドベンチャー』生誕15周年を記念して制作された新シリーズ『デジモンアドベンチャー tri.』の主題歌として、デビューシングル「Butter-Fly」を再びリメイクしている。
収録曲
編集Seven〜tri.Version〜
編集「Seven〜tri.Version〜」 | ||||
---|---|---|---|---|
和田光司 の シングル | ||||
リリース | ||||
規格 | マキシシングル | |||
ジャンル | J-POP(アニメソング) | |||
時間 | ||||
レーベル | ドリーミュージックパブリッシング | |||
作詞・作曲 | 小山晃平 | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
和田光司 シングル 年表 | ||||
| ||||
「Seven〜tri.Version〜」(セブン トライ・バージョン)は、2016年3月30日に発売された和田光司の15作目のシングル。発売元はドリーミュージックパブリッシング(ドリーミュージック子会社)、販売元はキングレコード。
『デジモンアドベンチャー tri.』の第2章エンディングテーマとして、デビューシングルのカップリング曲「Seven」を再びリメイクしている。 なお、ボーカルは新録ではなく2009年の「Seven〜10th Memorial Version〜」のものを使用。宮崎歩、AiMがコーラスとして参加している。
同年4月3日に和田は上咽頭がんにより死去。本作が生前最後の作品となった。
収録曲
編集- Seven〜tri.Version〜 [4:14]
- 作詞・作曲:小山晃平 編曲:渡部チェル
- Seven〜tri.Version〜 (Original Karaoke) [4:11]
収録アルバム
編集- Butter-Fly
- all of my mind
- The Best Selection〜Welcome Back!
- デジモンアドベンチャー・シングルヒットパレード
- デジモンアドベンチャー・ベストヒットパレード
- デジモン挿入歌ベストエボリューション (ピアノバージョン)
- DIGIMON HISTORY 1999-2006 ALL THE BEST
- デジモンミュージック100タイトル記念作品 We Love DiGiMONMUSiC (原曲とカバーバージョン)
- デジモン超進化ベスト!
- デジモン超進化ベスト2!
- デジモンオープニングベストスピリット (原曲の他、テレビサイズ版、劇場版で使用されたショート版3タイプ、ピアノ版も収録)
- DIGIMON MOVIE SONG COLLECTION
- re-fly
- DIGIMON SONG BEST OF KOJI WADA
- Seven
- all of my mind
- The Best Selection〜Welcome Back!
- デジモンアドベンチャー・シングルヒットパレード
- デジモンアドベンチャー・ベストヒットパレード
- デジモン挿入歌ベストエボリューション (アコースティックバージョン)
- Butter-Fly〜Strong Version〜
- Seven〜10th Memorial Version〜
- Butter-Fly〜tri.Version〜
- DIGIMON SONG BEST OF KOJI WADA
- Seven〜tri.Version〜
- DIGIMON SONG BEST OF KOJI WADA
「Butter-Fly」のカバー
編集- イーキン・チェン(鄭伊健)(広東語版 - 『自動勝利Let's Fight』) - アルバム『Beautiful Life』(2000年)に収録。
- 遠藤正明 - カバーアルバム『ENSON〜COVER SONGS COLLECTION Vol.1〜』(2008年)に収録。
- EIZO Japan - カバーアルバム『EIZO Japan 1』(2009年)に収録。
- 桃井はるこ - カバーアルバム『more&more quality RED〜Anime song cover〜』(2010年)に収録。
- 入野自由 - コンピレーション・カバーアルバム『新・百歌声爛 男性声優編』(2010年)に収録[注 3]。
- 影山ヒロノブ、May'n - ライブ『Animelo Summer Live 2011 -rainbow-』(2011年8月27日)にて歌唱。LIVE DVDに収録。
- 流田Project - カバーアルバム『流田PPP』(2012年)に収録。
- FEST VAINQUEUR - アルバム『V-ANIME ROCKS evolution』(2013年)に収録。
- Sea*A - アルバム『Sea*A』(2013年)にEnglish Versionとして収録。
- EMERGENCY - アルバム『ADM - Anime Dance Music produced by tkrism -』(2013年)に収録。
- Trefle - シングル『Butter-Fly/One Time』(2015年)に収録。
- GILLE - カバーアルバム『I AM GILLE. 4 〜Anime Song Anthems〜』(2015年)に収録。
- Afterglow[美竹蘭(佐倉綾音)] - ゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(2017年)に収録[6]。
- 初音ミク - 初音ミクコラボプロジェクトとして登場[7]。
- 乙倉悠貴(中島由貴) - ゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(2020年)に収録[8]。
その他
編集- 2009年3月4日に、KONAMIからリリースされた音楽アーケードゲーム『pop'n music 17 THE MOVIE』にて、「Butter-Fly」が版権曲カテゴリの1曲として収録された[9]。ただし、和田本人によるバージョンではなく、タイトル表記は「Butter-FLY」となっている。
- このバージョンは2012年4月18日にiOS用『REFLEC BEAT plus』の有料配信「ANIME PACK 02」、2012年11月21日稼働のアーケードゲーム『REFLEC BEAT colette』にも収録された。これらは「Butter-Fly」になっている。
- 作詞作曲者の千綿偉功もライブで頻繁にセルフカバーしている。2020年には自身のYouTubeチャンネルで弾き語り形式のフルコーラス版セルフカバー動画をアップロードしている。
脚注
編集注釈
編集- ^ 6作目『デジモンクロスウォーズ』では、挿入歌のみ担当。
- ^ Billboard Japan Hot 100の開始は2008年、Billboard Japan Hot Animationの開始は2010年である。
- ^ フルサイズではなく、前後の曲とのメドレー形式で収録。
出典
編集- ^ “アニソンベスト100!結果発表 - ニッポンアニメ100”. 日本放送協会. 2017年3月3日閲覧。
- ^ “平成アニソン大賞”. アニソン大賞. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2019年3月1日閲覧。
- ^ “アニメソング総選挙:「残酷な天使のテーゼ」が首位 2位は「紅蓮華」”. MANTAN WEB (MANTAN). (2020年9月6日) 2020年9月7日閲覧。
- ^ 「デジモンテイマーズ・バトルスピリット 和田光司さんにインタビュー」株式会社ディンプス、2001年12月7日更新
- ^ 光司広場II 生まれ変わり
- ^ “MUSIC”. バンドリ! ガールズバンドパーティ!. ブシモ (2018年6月7日). 2018年6月7日閲覧。
- ^ ““初音ミクxデジモン” による“Butter-Fly~初音ミク Version~”MV&フル尺音源が公開!人気絵師Rella、サメヤマ次郎、さいとうなおきによるキャラクターイラストも”. ファミ通. 2020年9月30日閲覧。
- ^ “スターライトステージ(@imascg_stage)”. Twitter (2020年2月21日). 2020年2月22日閲覧。
- ^ Butter-FLY 楽曲紹介 - KONAMI 『pop'n music 17 THE MOVIE』公式サイト