黒川晃彦
黒川晃彦(くろかわ あきひこ、1946年 - )は、日本の彫刻家。1980年頃より写真を始めている。
彫刻の大半は楽器を手にした野外彫刻(ブロンズ)で、人との関係を大切にして、人々の生活の場に置かれている。 1989年には初めて”人物とベンチを組み合わせた”「プリーズ・リクエスト」を発表し、具象彫刻の可能性を開いたとして「横浜美術館長賞」を受賞した。その後、トランペット、アルトサックス、フルートの三人の奏者が三重奏を川岸いっぱいに響かせている「リバーサイド・トリオ」などミュージシャンとペンチを組み合わせた野外彫刻(ブロンズ)を次々と発表。 「彫刻は人が参加することで完成する」との信条の元に創られた”風景の中に溶け込み、行き交う人とコミュニケーションし、自然そのもののように存在してする”ちゃめっけのあるユニークな人物”や”猫”の彫刻が人々の心に安らぎを与えている。
それらの作品は"View with My Works(私の彫刻がある風景)1993"、"More View with My Works(続・私の彫刻がある風景)1997"の作品集で見ることができる。
略歴
編集受賞
編集展覧会
編集個展
編集- 1975年 ギャラリーオカベ(東京)
- 1977年 ギャラリーオカベ(東京)
- 1980年 アートギャラリー環(東京)、赤坂画廊(福岡)
- 1985年 ギャラリーせいほう(東京)
- 1988年 倉吉博物館(鳥取県)、東京日本橋髙島屋
- 1989年 松坂屋本店(名古屋)
- 1991年 長崎NTTギャラリー・ボンヌフ、イムラアートギャラリー(京都)、大阪・なんば高島屋
- 1992年 札幌三越
- 1993年 東京日本橋高島屋
- 1999年 東京日本橋高島屋、大阪・なんば高島屋、高崎高島屋
- 2006年 ギャラリーオカベ(東京)
写真展
編集- 1997年 「私の彫刻がある風景」(ギャラリー・せいほう、東京)
- 2002年 「a parting of the ways」 (ギャラリーオカベ、東京)
- 2003年 「Skyline」(ギャラリー元町、横浜)
- 2004年 「Last Summer」(ギャラリー元町、横浜)
主なグループ展
編集- 1971年 彫刻 3人展(ギャラリーオカベ、東京)
- 1972年 彫刻 3人展(ギャラリーオカベ、東京)
- 1973年 東京芸術大学壁画研とのグループ展(サエグサ画廊、東京)
- 1981年 第3回たまがわ野外彫刻展(玉川高島屋)
- 1984年 現代彫刻の展開 1930-1980 (ギャラリーせいほう、東京)
- 1986年 '86彫刻大展(芸画廊、ソウル)
- 現代日本の美術・その 3 「戦後生まれの作家たち」(宮城県美術館)
- 1987年 7人の彫刻 ’87(東急百貨店日本橋店、東京)
- 1988年 7人の彫刻 ’88(東急百貨店日本橋店、東京)
- 1989年 彫刻 3人展(西武池袋店、東京)
- 1990年 視展(アートセンターギャラリー、東京)
- 1991年 「杜の都の彫刻」設置記念「建畠覚造・黒川晃彦二人展」(仙台藤崎)
- 視展(東京セントラル絵画館、東京)
- 第6回神戸具象彫刻大賞展(六甲アイランド、神戸)
- 彫刻 4人展(現代彫刻センター、東京)
- 1992年 視展(東京セントラル絵画舘、東京)
- 1998年 彫刻 9人展(画廊じんがら、愛知県知立市)
- 彫刻小品展(みゆき画廊、東京)
- 2002年 真樹会展2002(ギャラリーコパンダール)
- 2003年 彫刻小品展 23人の彫刻家の小品展(みゆき画廊)
- CASTING WORKS 鋳造研究会報告展2003(多摩美術大学八王子キャンパス)
- 2004年 具象彫刻の7人展(高島屋大阪店、JR名古屋高島屋)
- 真樹会展2004(ギャラリーコパンダール)
- 2005年 ビッグ・ウェーブ2(日本橋高島屋、東京)
主な展示先
編集- 厚岸町役場(屋内)、旭川市、江別市、札幌市、洞爺湖町、苫小牧市、水沢市、秋田県立近代美術館、宮城県美術館、仙台市、いわき湯本温泉、いわき市、十日町市、加茂市、館林市、北本市、春日部市、東京都・荒川区、千代田区、港区新芝運河公園、芝園橋MDビル、豊島区、新宿区箪笥町出張所(屋内)、稲城市、府中公園、横浜市・港北区、都筑区、鎌倉芸術館、海老名市民文化会館、横須賀市、箱根彫刻の森美術館、長野市茶臼山動物園、長野市、美ヶ原高原美術館、岐阜県立図書館、碧南市芸術文化ホール(屋内)、碧南市、福井市、舞鶴市民会館(屋内)、神戸市・中央区北野町公園、東灘区、西区、姫路市、倉吉市、呉市、宇部市、福岡市役所前公園、長崎市、諫早市