黎州(れいしゅう)は、中国にかつて存在した州。
568年(天和3年)、北周により設置された。583年(開皇3年)、隋により黎州は廃止され、属県の沈黎県は邛州に移管された。
701年(大足元年)、武周により雅州漢源県に黎州が置かれた。742年(天宝元年)、唐により黎州は洪源郡と改称された。758年(乾元元年)、洪源郡は黎州の称にもどされた。黎州は剣南道に属し、漢源・飛越・通望の3県と54羈縻州を管轄した[1]。
宋のとき、黎州は成都府路に属し、漢源県1県と54羈縻州を管轄した[2]。