鷹島肥前大橋
日本の長崎県松浦市鷹島と佐賀県唐津市を結ぶ橋
鷹島肥前大橋(たかしまひぜんおおはし)は、日比水道をまたぎ、佐賀県唐津市肥前町星賀と長崎県松浦市鷹島町神崎免を結ぶ長崎県道・佐賀県道109号鷹島肥前線の橋である。
鷹島肥前大橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 |
西岸:長崎県松浦市鷹島町神崎免 東岸:佐賀県唐津市肥前町星賀 |
交差物件 | 日比水道(伊万里湾) |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 長崎県道・佐賀県道109号鷹島肥前線 |
管理者 | 長崎県田平土木維持管理事務所[1] |
竣工 | 2009年(平成21年)3月 |
開通 | 2009年(平成21年)4月18日 |
座標 | 北緯33度26分21秒 東経129度47分13秒 / 北緯33.43917度 東経129.78694度 |
構造諸元 | |
形式 | 5径間連続鋼箱桁複合斜張橋[2][3] |
材料 | 鋼(主桁)、鉄筋コンクリート(主塔)[2] |
全長 | 1,251 m |
幅 | 11.3 m[2] |
高さ | 100 m[2] |
桁下高 | 27 m[2] |
最大支間長 | 400 m[2] |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集この架橋により、離島である鷹島と九州本土が初めて結ばれた[2]。通行料は無料。日本国内の斜張橋では12番目に長い[4]。
橋の両側にはそれぞれ観光拠点があり、鷹島側の橋のすぐそばには道の駅鷹ら島、肥前町側の橋に近い高台には展望公園が設けられている[5][6]。
諸元
編集歴史
編集- 1997年(平成9年)度 - 一般県道鷹島肥前線路線認定、事業開始[7]。
- 1998年(平成10年)度 - 陸上部用地買収開始[7]
- 1999年(平成11年)度 - 陸上部道路工事着工[7]
- 2001年(平成13年)度 - 取付高架橋下部工着工[7]
- 2003年(平成15年)度 - 斜張橋部下部工着工[7]
- 2004年(平成16年)度 - 塔本体工、取付高架橋上部工架設着手[7]
- 2006年(平成18年)度 - 斜張橋部主桁製作着工[7]
- 2007年(平成19年)度 - 主塔本体工完成、斜張橋部主桁架設着工[7]
- 2008年(平成20年)度 - 鷹島肥前大橋主桁閉合[7]
- 2009年(平成21年)4月18日 - 開通[7]
通行規制基準
編集管理者の長崎県により強風、凍結の際に通行規制が行われる。雨量30 mm/時または150 mm/24時間および風速20 m/s以上(二輪車は10m/s以上)で注意喚起。また通行者別に、二輪車以上の車両は風速25 m/s以上、歩行者は同20 m/s以上。二輪車は同15 m/s以上でそれぞれ通行止め[8]。
路線バス
編集唐津市・福岡市方面からの公共交通として、唐津市肥前町入野(唐津市肥前支所)と鷹島を結ぶ昭和自動車(昭和バス)の鷹島線があり[9]、当橋を経由する。
ギャラリー
編集-
道の駅鷹ら島から
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海上から
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星賀港付近から
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歩道より見上げる主塔とケーブル
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建設中
脚注
編集- ^ “県北振興局 田平土木維持管理事務所”. 長崎県. 2022年11月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 松尾勝、中村泰博「鷹島肥前大橋(仮称)の建設について」『九州技報』第42号、九州地方計画協会、2008年1月、2022年11月6日閲覧。
- ^ a b “鷹島肥前大橋”. 名村造船所. 2022年11月6日閲覧。
- ^ “鷹島肥前大橋”. 松浦市. 2022年11月6日閲覧。
- ^ “道の駅 鷹ら島”. 九州の道の駅. 国土交通省九州地方整備局道路部 交通対策課. 2022年11月6日閲覧。
- ^ “鷹島肥前大橋展望広場”. 唐津観光協会. 2022年11月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “鷹島肥前大橋について”. 佐賀県 唐津土木事務所. p. 9. 2020年10月5日閲覧。
- ^ “異常気象時における通行規制区間”. 長崎県 道路維持課. 2022年11月6日閲覧。
- ^ “鷹島へのアクセス”. まつうら観光物産協会. 2022年11月6日閲覧。
外部リンク
編集- 長崎県 県北振興局 田平土木維持管理事務所
- 鷹島肥前大橋 - ながさき旅ネット(長崎県観光連盟、長崎県文化観光国際部観光振興課)