鳴門金時
日本の徳島県のブランドさつまいも
鳴門金時(なるときんとき, Narutokintoki)は、鳴門海峡、旧吉野川、吉野川などの砂地で作られるさつまいもの総称で徳島県のブランド名。四国・徳島県の鳴門市で主に栽培されている。食用の他に、芋焼酎、焼き芋焼酎の原料としても用いられ、生産される鳴門金時のほとんどが関西圏で消費されている。
品種
編集高系14号[1]を系統選抜した品種「金時」[2]。昭和50年代に徳島県に導入された「土佐紅」「坂出金時」から選抜育成された[3]。
商標と特産品
編集「なると金時」の表記は全国農業協同組合連合会の登録商標で平成19年4月に地域団体商標が認可され、徳島県内の指定地域で生産されたもののみ「なると金時」を名乗ることができる[4][5]。「鳴門金時」とすべて漢字表記で使用することも商標法に抵触するため不可能である。
徳島県北東部の砂地地域が主な栽培地域。鳴門市大津町、里浦町、徳島市川内町・板野郡松茂町、北島町が栽培指定地域となっている。
JA里浦が販売する鳴門金時には「里むすめ」[6]、松茂町から出荷される鳴門金時には「松茂美人」[7]というブランド名がつけられている。
鳴門金時にまつわる話
編集TBSの世界ウルルン滞在記の企画で、日本の農家からパプアニューギニアの先住民に鳴門金時が持ち込まれた。今では現地での鳴門金時の生産が定着しており、現地人は鳴門金時を「キントキ」と呼んで人気の野菜となっている。[要出典]
出典・脚注
編集- ^ さつまいも品種詳説 高系14号 日本いも類研究会
- ^ 鳴門金時(なるときんとき) 農林水産省 中国四国農政局
- ^ 徳島県のサツマイモ(なると金時)の生産について 日本特産農作物種苗協会
- ^ なると金時(徳島県)四国徳島-登録商標 登録商標.com
- ^ なると金時(なるときんとき)商標登録第5043110号 (PDF) - 特許庁 2019年4月5日閲覧
- ^ なると金時 里むすめ - JA里浦 2019年4月5日閲覧
- ^ 松茂町の特産品 - 松茂町 2019年4月5日閲覧